週刊アスキー

  • Facebookアイコン
  • Twitterアイコン
  • RSSフィード

DMM.make Distribution

DMMで海外へ 国内ハードウェアスタートアップの製品の海外展開サポートを開始

2016年02月09日 15時30分更新

 DMM.comは日本のハードウェアベンチャーの製品を世界で流通、販売支援するプラットフォーム組織“DMM.make Distribution”を立ち上げた。また同部門から国内で最安値クラスでケーブル類などのデジタル家電の汎用製品を取り扱う“DMM.make BASIC”シリーズの販売を開始した。

 DMM.make Distributionは世界各国での出荷、法整備、カスタマーサービス、流通など国ごとに違うさまざまな問題、こまごまな出費に対して、この部門がサポートをすることでスムーズな海外展開を可能にすることを目的に立ち上げられた組織。

 展示会対応などのPR、ウェブサイトの構築、各国法規制のための設計、付属品のサポートを初期費用なしで行なう。支援によってかかる実費については、メーカー側の負担または、DMMが製品販売のさいに価格に転嫁するなど、メーカーと協議のうえにさまざまな方法を用意していくとしてる

DMM.make Distributionを統括する板谷稔シニアバイスプレジデント、家電メーカーで長く海外販売を担当していた経歴をもつ

 すでに海外4拠点、2つのパートナーを準備、サンフランシスコ、ベルリン、香港、シンセン、ニューデリー、ドバイで海外展開を行なう。物流は石川県加賀市にもつ物流倉庫をつうじて提供する。

 DMM.make Distributionの板谷稔シニアバイスプレジデントは「ハードウェアのメーカーは良い製品ひとつで世界に受け入れられる。海外で展開しやすいが、つくるだけではダメな部分も多い。なんとかして海外に売りたいが、費用がかかってあと回しになってしまうのを、なんとかしてあげたいという思いがあった」と、今回の目的を語る。

 今回のDMM.make Distributionは日本発のユニークな製品を世界各国へ流通、販売するプラットフォームであるのと同時に、海外のハードウェアスタートアップの製品を国内へ販売、流通させることも行なう。海外メーカーのサポートは代理店販売、自社ブランドとしての国内流通販売など海外メーカーの立場によって支援の仕方も変えていく。

 DMM.make Distributionの第1弾流通製品となる“DMM.make BASIC”シリーズは品質を保証しつつ、国内最安値ラインでケーブルやアダプターなどデジタル家電の汎用製品の販売を行なう。

 販売する製品はMFi取得済みのライトニングケーブルが647円(税別)、アルカリ単三乾電池8本セットが231円(税別)、各メーカーのプリンター互換インクが166円(税別)など。こちらはDMM.make Storeのほか、楽天市場、Amazon.co.jpでも販売を行なう。

■関連サイト
DMM.make Distribution

この記事をシェアしよう

週刊アスキーの最新情報を購読しよう

本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります