ごっこ遊びから2020年のテクノスポーツへ
HADOはハウステンボスに導入したモンスターと対戦するバージョンと、デジタルコンテンツEXPOで展示した3対3の対人戦バージョンの2つに大きく分けられる。
ビジネスの柱に考えるのは後者の対人戦のバージョンだ。サッカーのようなアナログスポーツの次に、工業社会の発展からF1のようなモータースポーツが生まれた。そして、その次に来るのがITを利用した情報社会での“テクノスポーツ”と予測し、その市場を狙いに行く。
対人戦のゲーム内容は2つのチームに分かれて、対戦格闘ゲームのように相手のライフを削っていき、削り切ったほうが勝利というシンプルなもの。攻撃は腕の振り方によって、攻撃の種類が変わる。腕から魔法が飛び出して相手に当ってライフを削るところは、サバイバルゲームに近い。デジタルコンテンツEXPOでは、バドミントンほどのコートの中で3対3で対戦していた。
このようなサバイバルゲームのようにHADOで遊べる店舗をつくり、さらにHADOのプロリーグを展開して、対人戦の様子を観戦する人がいる。そんな新しいスポーツの市場に盛り上げていきたいという。
「2020年のオリンピックを目指して、国際大会を開けるようなテクノスポーツにしたい。2016年度中にHADOの天下一武道会をやりたい。スポーツ競技のために盛り上げる要素として、観客がいないと楽しめない。実際肉眼のみ観てしまうと外観はシュールだが、ディスプレーを通せばその場の観客も楽しめる。ネット配信してもいい」(福田氏)
プレーすればするほど、プレーヤーとして肉体的にも、ゲーム的にはレベルアップのように攻撃の威力なども成長する。大会は各地で行なわれる予選をスポーツバーで観られるようにと構想を膨らませている。
HADO対人戦の動画
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