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ARでかめはめ波 ごっこ遊びをエフェクトでリッチにするHADOがおもしろい!

2016年01月22日 07時00分更新

デバイスの普及が構想にマッチした

 センサーやウェアラブルを使っておもしろいことをやっていきたいと、さまざまな実験を繰り返していた福田氏は、2014年1月にmeleapを創業。そんな中で、ゴーグルとモーションセンサーを使ってヴァーチャルでモンスターと対戦する発想をいかにして実現するか、同年8月ごろから、ドコモのアプリコンテストやハッカソンなどに出場して、アイデアをブラッシュアップし、技術面を探っていった。

「アームバンドに使っているのは加速度センサーとジャイロセンサー。腕を振った、開いた、上げた、下げたを検知できる技術的なモーションセンシング。またデバイスの進化が大きく、スマホをAR、VRでゴーグルとして使うノウハウが溜まってきた」(福田氏)

 大がかりな装置は必要なく、センサーによるモーション認識技術、スマートデバイスを利用したAR表示などが手軽に導入できるようになり、リアルタイムでのエフェクト表示が可能になってきた。もともとある技術ではあるが、構想だけでビジネスに結び付けるのは難しい。スマートデバイスの普及により時代とマッチしたと言える事例だ。

 2014年は構想と開発に充てて、事業が走り出したのは2015年。KDDIのムゲンラボに採択され、アクセラレータープログラムに参加し、デモデイで話題になり、いっきに知名度が上がった。外向けにオープンにして、様々なイベントで実際にユーザーテストを行なった。2015年1月に週刊アスキーが開催したセミナーイベント“VRゲーム進化論”に福田氏が登壇してもらった際にも、会場にブースを展開して、実際に遊べる状態にあった。

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