寿司屋で食べたら1貫千円以上?高級な本マグロ
葱鮪らー麺の主役は、分厚く切られた本マグロ。天然ものにこだわる築地の鮪仲卸「築地鈴富」からもっとも良いものを朝に仕入れて、その日のうちに使用します。
マグロの切り身は大トロにあたる部分で、脂がたっぷり乗っています。昆布出汁で漬け込んだ生の状態のものと、ヅケにして出汁醤油で軽く火を通したものの2種類が2枚ずつ。計4枚です。
築地鈴富は有名料亭をお得意様に持つ、最高のマグロを扱う仲卸。今回の商品企画でマグロを提供してもらうにあたっても、何度も足を運んで理解してもらった上で協力に承諾してくれたそう。高級なマグロをラーメンに使用するって、卸の人もびっくりですよね。
養殖ではなく天然ものの本マグロの大トロって、銀座など高級な寿司屋でネタになる場合、1貫1000円以上は当たり前ですよね。それが4切乗っている……。販売額がほぼ原価とききましたが、確かにコストパフォーマンスはかなり良さそうですよ。
異色の本マグロとラーメンのハーモニー!
まずは、生の本マグロの切り身から。
「お・い・し・い~」
脂がたっぷり! 温かいスープに乗っていることで脂が溶けて、口の中でふわ~つととろけます。
ヅケのほうはまた違ったおいしさ! 熱が少し入っているぶん、旨みが出てきているので、よりマグロの濃厚な味わいを感じます。
マグロの新鮮な味わいは生の切り身のほう、マグロの旨みが濃いのはヅケと、同じマグロでも味わいが異なるのですね。さらに、温かいスープに乗せているので、生の切り身を時間がおくごとに熱の入り方が変わってきて、1切目を食べるときと2切目を食べるときで味にちょっと変化があります。
本マグロのさまざまな表情を魅せつけてきますよ!
マグロが高級なのはわかったけど、それをラーメンに乗せるってもったいないのでは? そう思いますよね。
ですが、スープも麺も上品であっさりしているので、マグロの脂や旨みを受け止めてくれ、ぴったり合うのです。
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