マネーフォワードは1月14日、新サービスとなるクラウド型経費精算システム「MF クラウド経費」β版の提供を開始した。「全ての人の経費業務を10分の1に短縮する」という。
経費精算は、領収書の手入力、保管・管理および貼付作業、訪問先の経路や料金の検索など膨大な手間がかかる。マネーフォワードの調査では、一人当たりが費やす経費精算業務の平均時間は毎月1時間以上で、74%の人が「わずらわしい」と感じている。そのため、経費申請をせず自己負担する人も一定割合存在しており、平均負担額は1か月あたり6447円に上るという。申請の回収・チェック・登録などを行う経理担当者にとっても手間のかかる作業である。
MF クラウド経費では、「完全自動化」「スマホで完結」「ペーパレス」を特長とし、経費精算に「わずらわしさ」を感じさせないサービスを提供するとしている。
「完全自動化」では、クレジットカードや電子マネーの明細の自動取得に対応。申請者は取得された明細の中から経費登録が行えるため、領収書ごとの手入力が不要となる。また、「IC カードリーダー by マネーフォワード」を併用することで、SuicaやPasmoの明細もワンタッチで取り込めるほか、スマホで撮影した領収書もオペレーターにより入力されるため、手入力の手間を完全になくせるという。
これら申請はもちろん、承認のプロセスも全て「スマホで完結」。法改正により今後、スマホやデジタルカメラで撮影した領収書も証憑として認められ、原本廃棄が可能となれば、「企業のペーパレス化」にも貢献するとしている。
提供開始日は1月14日。β期間中は無料で提供される。
週刊アスキーの最新情報を購読しよう
本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります