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ふだんの集まりに企業から製品や支援金が提供される

ダイレクトマーケに革命 企業が直接、コミュニティーにPRできるサービス『ナヲナス』

2016年01月08日 20時00分更新

コミュニティーとしての価値を仮説検証

 京橋ファクトリーの創業は2013年9月にさかのぼる。当初は八木氏を含む3名が代表取締役という体制で始まったのだが、八木氏以外の二人は去り、2014年3月に代表取締役1名の体制となる。

 八木氏単独の体制になったあとで最初に手がけたのは、八木氏を含めた一般の有志メンバーが制作していた『ビール女子』というウェブマガジンだ。現在のサービスにつながる可能性を感じ、同年7月に中心メンバーを社内に迎え入れて事業化。ビールメーカーとの協賛イベントなども行なえるメディアに育て上げていった過程が、ナヲナスというサービスが生まれるきっかけとなった。

「ビール女子の事業が軌道に乗り始め、クライアント企業と話をしていて感じたのは、彼らはビール女子にメディアとしてではなく、コミュニティーとしての価値を感じてくれているのではないかということでした。ビール女子での仮説検証を始めてみた結果、手応えを得られたのが大きかったです」(八木氏)

 ビール女子の運営で得た知見は、そのままナヲナスのサービスの強みになっている。

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