岡嶋二人のチョコレートゲームが好きだ
ところで、競馬というと思い出す本がふたつ。
劇団ひとりの『陰日向に咲く』に収められていた短編のひとつに、若者がギャンブルに失敗する話があるのですが、その中で「2番人気の馬の勝率がなにげに良い、つまり2番人気の馬に賭け続けていけば、勝てる」という説が登場するんですよ。
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陰日向に咲く |
マジ!? と思うけど、このおかげで2番人気の馬になんとなく注目してしまう。
あと、岡嶋二人の名作ミステリー『チョコレートゲーム』。
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チョコレートゲーム 新装版 (講談社文庫) |
高校生が競馬のノミ屋をやってしまって、おそろしいトラブルに発展してしまうという話。はじめは遊び感覚で“チョコレート”を賭けていたのに、どんどんエスカレートしていく、というのがおそろしい。
「銀行レースというものがあって……」、という薀蓄はこれで覚えました!
実は詳細や結末はよく覚えてないけど、ハラハラドキドキするとてもおもしろいミステリーだったと思います。
にゃー!ビギナーズラック来ない!
つまり本で読んだくらいしか競馬への知識がないわけなので、どの馬に賭ければよいかわからない。
ただし、無駄に自信をもっていたのが、“ビギナーズラック”。
あたい初めてなんだから、勝利の女神はサービスで微笑んでくれるでしょう。ニッカリと。
ですが。そーんなに女神は甘くなかったです。
1レースから9レース目まで、順当に外れ続けて(ここまで外れるのもスゴイ)、とうとうメインレースの有馬記念。
今まで負けていたのは有馬記念のためと、本気になって私が賭けたのは、人気馬の“ゴールドシップ”。パドックまで観に行けたので、ゴールドシップのずっしり落ち着いた様子にほれ込みました。
なおパドックから撮影した360画像THETAの様子は、FacebookのTHETA部にアップしていますので、ご覧ください。
ですが、1位で駆け抜けたのは、パドックから闘志が溢れた様子だった“ゴールドアクター”。レース中ゴールドシップが中盤に追い上げてきたまでは良かったですが、結果は届かず。
ちっくしょーーーーー! 馬券をビリビリに破りたくなるというのはこんな心境なのね。
人生自体がギャンブルだからいいっす
考えてみると、今までビギナーズラックを信じて良いことはなかったです。
かつて、本当にお金がないときに、なけなしの数千円を持ってビギナーズラックだのみに初めてパチンコに挑戦してみたけど、その時もあっという間にすりました。
家族でやった花札もだいたいビリけつ。
串カツ田中のチンチロリンハイボールもだいたいが奇数でメガジョッキ(これは自分の中で当たりだと思っていますが)。
あたい、もしかしてギャンブル向いてないかも……。
でもいいんです。
29年間生きてきて、生きていること自体がギャンブルみたいなものだったから。そして、今のところまあまあ勝っている気がする。
こんな適当なこと書いていても怒られない職場にいるのでね。へへん。
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