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人の顏みて残念がるな、というかナンパとかすんな

正しいおけら街道の歩き方

2016年01月06日 18時37分更新

岡嶋二人のチョコレートゲームが好きだ

 ところで、競馬というと思い出す本がふたつ。

 劇団ひとりの『陰日向に咲く』に収められていた短編のひとつに、若者がギャンブルに失敗する話があるのですが、その中で「2番人気の馬の勝率がなにげに良い、つまり2番人気の馬に賭け続けていけば、勝てる」という説が登場するんですよ。

Image from Amazon.co.jp
陰日向に咲く

 マジ!? と思うけど、このおかげで2番人気の馬になんとなく注目してしまう。

 あと、岡嶋二人の名作ミステリー『チョコレートゲーム』。

Image from Amazon.co.jp
チョコレートゲーム 新装版 (講談社文庫)

 高校生が競馬のノミ屋をやってしまって、おそろしいトラブルに発展してしまうという話。はじめは遊び感覚で“チョコレート”を賭けていたのに、どんどんエスカレートしていく、というのがおそろしい。

 「銀行レースというものがあって……」、という薀蓄はこれで覚えました!

 実は詳細や結末はよく覚えてないけど、ハラハラドキドキするとてもおもしろいミステリーだったと思います。

にゃー!ビギナーズラック来ない!

 つまり本で読んだくらいしか競馬への知識がないわけなので、どの馬に賭ければよいかわからない。

 ただし、無駄に自信をもっていたのが、“ビギナーズラック”。

 あたい初めてなんだから、勝利の女神はサービスで微笑んでくれるでしょう。ニッカリと。

第60回有馬記念を制した馬、ゴールドアクター。

 ですが。そーんなに女神は甘くなかったです。

 1レースから9レース目まで、順当に外れ続けて(ここまで外れるのもスゴイ)、とうとうメインレースの有馬記念。

 今まで負けていたのは有馬記念のためと、本気になって私が賭けたのは、人気馬の“ゴールドシップ”。パドックまで観に行けたので、ゴールドシップのずっしり落ち着いた様子にほれ込みました。

パドックでみた馬の大きな体躯に感動!

 なおパドックから撮影した360画像THETAの様子は、FacebookのTHETA部にアップしていますので、ご覧ください。

私が賭けたのは、美しい毛色の“ゴールドシップ”。

 ですが、1位で駆け抜けたのは、パドックから闘志が溢れた様子だった“ゴールドアクター”。レース中ゴールドシップが中盤に追い上げてきたまでは良かったですが、結果は届かず。

 ちっくしょーーーーー! 馬券をビリビリに破りたくなるというのはこんな心境なのね。

人生自体がギャンブルだからいいっす

 考えてみると、今までビギナーズラックを信じて良いことはなかったです。

 かつて、本当にお金がないときに、なけなしの数千円を持ってビギナーズラックだのみに初めてパチンコに挑戦してみたけど、その時もあっという間にすりました。

 家族でやった花札もだいたいビリけつ。

 串カツ田中のチンチロリンハイボールもだいたいが奇数でメガジョッキ(これは自分の中で当たりだと思っていますが)。

 あたい、もしかしてギャンブル向いてないかも……。

夢破れて山河あり・・・。

 でもいいんです。

 29年間生きてきて、生きていること自体がギャンブルみたいなものだったから。そして、今のところまあまあ勝っている気がする。

 こんな適当なこと書いていても怒られない職場にいるのでね。へへん。

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