デロンギといえば“オイルヒーター”で有名ですが、昨年謎のヒーターとして初登場した“マルチダイナミックヒーター(MDヒーター)”が注目を集めています。昨年分は完売し、さらに今年2015年9月~11月の売れ行きは昨年比5倍にも伸びています。
デロンギはこれをまったく新しいヒーターとして“第3の暖房”と位置づけていますが、その魅力はなんでしょうか? 編集部の女性記者ナベコが自室で使用してみました。
ポイントは大和撫子のような、賢さと、優雅さでしたよ!
「え、暖房ついている?」わからないほど静か
私が6畳の自室で使用したのは、約6~8畳用の『MDH09』のブラック×ホワイトのカラー。インテリア的にマンションの白壁に違和感なく溶け込んでくれました。
本体の操作は付属のリモコンにて。電源を入れてオートモードで稼働すると……「え? ほんとに暖房が付いたの?」と不安になるほど、静かでした。
耳を近づけてみても静か。発熱モジュールが熱で微妙に膨張する音なのか、時間をあけてたまに「キッキッ」というわずかな音はしますが、基本的にはほとんど無音です。
MDヒーターは、可動接点部分がないつくりのため、音のレベルは人の呼吸音よりも小さいということ。
やはり静かなのはうれしいことで、パソコン作業をする時も集中がそがれないし、趣味の三味線を練習する時も、音をしっかりききとれます。
ただし問題は、あまりにも静かすぎるので、暖房を入れているのを忘れてしまいそうになること(笑)。外出するときに電源を切り忘れていないかなと、不安になって何度か見てしまいます。後に紹介しますが、プログラム運転を使えば出かけるときにいちいち電源を落とさなくても良いのですが。
なお、約10~13畳用の大型モデル『MDH15』も借りてみて置いてみました。小型モデルと大型モデルでは、長さが35.5cmから45.4cmと少し長くなりますが、高さ66.5cm、幅27.5cmは同じなので、視覚的にあまり差がなかったです。大型モデルの『MDH15』が意外にコンパクトなんですね。
ただし、重量が小型モデルが8.5㎏に対して大型モデルは12.5㎏。男性には問題ないかもしれませんが、女性は大型モデルを箱から出すときちょっと大変かもしれません。キャスターがあるので、一度出したら移動は簡単ですが。
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