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マイクラみたいでかわいいボクセルベースの村作りシミュレーション『Stonehearth』:Steam

2015年12月02日 20時00分更新

 PCゲームのダウンロード販売サイト『Steam』から、面白いゲームを発掘して紹介するレビュー連載。第11回目は、『マインクラフト』のようなボクセルベースの世界で村を作るシミュレーションゲーム『Stonehearth』を紹介する。

「マイクラで村作り」というと「えっ? それはもうマイクラそのものなのでは?」と思うかもしれないが、Stonehearthの村は自分では作れない。「こういう村にしたいんだけど」と村人たちに指示して実務は代わりにやって貰うのだ。

 つまり、適切な指示さえ出しておけばあとは見ているだけで村ができあがっていく。めんどくさがりには最高だな!

日本語化、進行中

 Stonehearthはアーリーアクセスであり、現在のバージョンもα版ではあるものの、ゲームに惚れ込んだユーザーが日本語化MODを開発中なので「半分くらいでもいいから日本語になってた方が良い」という人は以下を導入しよう。

Steam コミュニティ :: ガイド :: [ja-JP] How to Japanese Translation in Stonehearth

ここを拠点とする!

 ゲームは村人の種類、開拓する場所(森林or砂漠)、難易度(敵の有無)を選ぶというワールドの選択から始まる。

砂漠スタートはつらい

 ワールド選択後、村を開拓する遠征隊が作成されるため、あとは「旅行者の店」で装備を整えたら出発だ。

慣れてきたら罠師のナイフがオススメ

 入植地はマップ内であれば自由に選べるが、なるべく「木と植物」と「鉱物」が多い場所を選ぼう。相反するためどちらも多い、は難しいが、ゲーム全般にわたって木の消費が多く、後半に行くほど鉱物の需要が増えるからだ。

木も山も近くにあるところを選ぶ

村人たちに指示を出そう

 入植したばかりの序盤は、一刻もムダにできない。早速村人たちに指示を出そう。出せる指示は「この資源とってきて」「ここ掘って」「ここにアイテム置いて」といったもの。最初はもちろん資源だ。

村長「あの木を切ってまいれ」

 切って木材にする木を選択したら、あとは村人たちが勝手に木を切り倒して木材に変換してくれる。そういった資源を集めておく保管場所をあらかじめ指示しておくことも忘れてはいけない。

保管場所に資源を集めてくれる

 必要になるたび、いちいち木材のある場所まで取りに行ってたら面倒だからな!

アイテムや家を作ろう

 それなりに資源が揃ったら、家の建築に入ろう。このままだと村人は野っ原で眠ることになる、というか初日はだいたいそうなるがそんなままではさすがに可哀想だ。

 家の設計図がいくつかあるので、そのなかから必要なものを選んで「これを建築しろ!」と指示すれば良い。建築指示は資源採集指示よりも上位のため、村人が総出で建築を行なうぞ。

家の建築にはコスト(アイテム)が必要

 また、家にはベッドやドアなどの各種家具も必要なため、村人のひとりを木工職人に転職させてこれまた集めた素材でそれらの必要家具を作らせよう。ひとりがせっせと家具を作り、ほかの村人が家を建てていく。

アイテム制作指示画面。周りの村人に「早く作れよ」と急かされてないといいなぁ

 面白いのは家の建築風景で、ちゃんと足場を組んでから家を作っていくのだ。家が完成すると足場をきちんと解体していくのも立派。まあ、先に足場を崩されて屋根から降りられなくなった村人が出るのが玉に瑕だが……。

最近のゲームは家を建てるときに足場をちゃんと使う

人口を増やそう!

 さて、家ができたら今度は人口を増やして村を大きくしていこう。村では毎日朝になると「移民レポート」というステータスチェックが行なわれる。

抜き打ちチェックみたいなもの

 このチェックで資源、気力、自己資本の全てを合格できれば、新しい村人が村にやってくる。なお、不合格でも翌日に再チェックが行われるため、何かが足りないときは次回のチェックまでにそれらを集めておけばいい。

 おそらく、一番足りなくなるのは食料だ。これを解決するには木工職人にクワを作って貰い、そのクワで村人のひとりを農夫に転職させればOKだ。最初は「早く育つがまずい」作物を優先して作り、余裕が出てきたら農夫の数を増やして「育ちは遅いが美味しい」作物を作っていこう。

最初はカブ、人参、かぼちゃがオススメ

 ちなみに、序盤の序盤でどうしても食料が足りない場合は、そのへんにあるベリーの木から食料を調達できるぞ。味は、、、その、、、かなりひどいらしいが。

略奪者から村を守れ!

 村を作って少し日が経つと、どこから聞きつけてきたのか略奪者が襲ってくるようになる。と言っても相手は人間ではなくスケルトンのため、これは略奪っていうかもう土着のモンスターなんじゃないか?

突然襲ってくるスケルトン

 村人ひとりでは勝てないため、襲われたときは防衛モードを指示して全員で袋叩きにしよう。

農具でタコ殴りにする農民たち。こええよ。

 また、中盤以降で余裕が出てきたら村全体を家の壁や柵などで囲ってしまうのもアリだ。略奪者は村に侵入できないと判断し、村のまわりをウロウロしたあと翌朝には蒸発してしまう。

やーい、村に入れまい

 このほかスケルトン以外にゴブリンもおり、彼らはこちらの村の近くに村を作りながら「あれくれこれくれ」と資源の提供を要求してくる。ほいほい従っているあいだは仲の良いままだが、断ると敵対関係になるので注意したい。

ゴブリンの村も成長するので大きくなる前に壊したい

 まあいざとなったら剣士を用意してゴブリンを退治してしまえば良い。というか要求してくる資源に貴重なものが混ざっていると「用意したくてもできない」ので自然とそうなる。ゴブリンを全滅させればその村の資源を奪えるため、安全確保と資源ゲットの一石二鳥でお得だぞ。

剣士はひとりでゴブリンを倒せる。強い

村を拡大しよう

 こうして村の基盤がある程度できたら、あとは村の拡大に全力を尽くすだけだ。資源を集めて転職用のアイテムを作り、村人を新たな職業につかせ新しいアイテムを生産しよう。

村をでっかく!

 ちなみに、家などの建築はオリジナルデザインで行わせることもできる。なかには2階建て、3階建て、そしてお城など、超豪華建築を作っているユーザーもいる。

 ゲームに慣れてきたら様々な建築にチャレンジしてみよう。

アーリーアクセスに注意

 と、ここまでべた褒めしてきたが、Stonehearthはアーリーアクセスであることに注意して欲しい。つまりまだまだアップデートが続く反面、それだけバグもあるし、何より完成しない恐れもある。

 というのも、以前『towns』という似たようなゲームがあったのだが、紆余曲折あったのちに開発が中止されてしまったのだ。Stonehearthは更新が頻繁であり、売れてもいるのでそんなことはないと思うが、未来のことは分からないので一応書いておく。

 村の未来のことなら分かるんだけどなー。村人が20人を超えるあたりからめっちゃ重くなります、はい。

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『Stonehearth』は比較的に軽量なゲーム。推奨システム要件でも、CPUがデュアルコア2.6GHz以上(Intel or AMD Dual-Core or better, 2.6GHz+) 、グラフィックはGeForce GTX560以上(nVidia GeForce 560 1024MB or better)で、最小必要要件になるとかなり低い。例えば、GeForce GTX960搭載のミドルクラスゲーミングPCユニットコム『LEVEL∞ (レベル インフィニティ) C-Class | コンパクト・ミニマムモンスター・ゲーミングPC』なら、余裕で村づくりに没頭できる!

『Stonehearth』
●Radiant Entertainment
●2480円(2015年6月4日リリース) ※価格は記事掲載時点のものです
対応OS Windows
ジャンル 独立系開発会社、シミュレーション、ストラテジー、早期アクセス

■著者:篠原修司
・Steamのプロフィールページ:Steam コミュニティ :: KiDD
・Twitter:@digimaga

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