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11月13日発売、スーパーツィーター付きのハイレゾ対応高級イヤホンを先行レビュー

Klipsch X20iはiPhoneでもDACいらずのいい音? 

2015年11月11日 09時00分更新

 とうとうクリプシュからハイレゾ対応のイヤホンが発表されました。予想実売価格は7万8000円前後、2015年11月13日(金)発売です。

Klipsch X20i

高級モデルというだけあって豪華な木箱入り。

同梱物。

ケースも革仕様に。

 クリプシュといえば、最近はシングルドライバーにこだわっていましたが、今回はツイン。フルレンジBA“KG-926”と新開発のスーパーツイーターBAユニット“KG-125”を組み合わせ、40kHzのハイレゾ再生に対応。

シンプルデザインは継承。

ハウジング部はサージカルステンレス製。頑丈で腐食に強い。

従来モデル同様、軽量コンパクトで耳の中にすっぽり収まる。装着感も◎。

 これまで同社のイヤホンは一体型が主でしたが、X20iはSSMCX(Small MMCX)コネクターを採用しており、ネジのように回すことによってユニットを着脱できます。SSMCXはSHUREなどが採用するMMCXよりコンパクトという利点があります。

回すことで取り外し可能。しっかり付いているので、勝手に外れてしまうようなこともなさそう。

 さて、同社製品の型番の法則から、X20iの“i”はMFiすなわち「Made For iPhone/iPad/iPod」の“i”に違いないわけで、リモコン部分はiOS端末に対応、Android端末には非対応となっております。iPhoneは標準ではハイレゾ音源の再生に対応していないのですが……。

iPhone標準イヤホンと同じ機能をもつリモコン部。

裏側にマイク。

 とはいえ、リモコン操作ができないだけでAndroid端末で使えないわけではありません(Xperiaでは中央ボタンだけ機能しました)。なお、リモコンを排したバランスモードタイプケーブルもリリースされる予定です(時期未定)。

リモコン(マイク部)はこのくらいの位置に。

 iOS端末でハイレゾ音源で聴くには、ハイレゾ再生に対応したアプリと、外付けのDACユニットが必要です。

ハイレゾ音源はiAudioGateなど、対応アプリで再生可能。

 ただ、DAC経由だとリモコンが機能しません。完全なハイレゾとリモコン操作は排他利用ということになるわけです。iPhone 6s+iAudioGateのみで再生してみましたが、十分いい音でしたので、X20iはDACナシでもいいような気が個人的にはしています。音の特性としてはナチュラルで多ジャンルに向いていますので、再生アプリのイコライジングでより自分好みの音をつくり出すことが可能です。

SPEC
スタイル:In-Ear
周波数特性:5Hz-40kHz
感度(出力音圧レベル):111dB
インピーダンス:50Ω
ドライバー:KG-125+KG-926
遮音性:-26dB
重量:約22g

 

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