世界の有数の旨いステーキを食べたいなら!
お腹が減る映画『ステーキ・レボリューション』
10月17日公開の映画『ステーキ・レボリューション』。内容は、世界一のステーキを求めて監督自らが世界の各所をめぐるというドキュメンタリー。ステーキを焼く描写が多く観ているとあまりにも食欲を刺激されるため、前代未聞の“食前映画”と打ち出しています。
『ステーキ・レボリューション』の作中には、日本も登場。なんと世界ベスト10の中でも上位に選ばれています。和牛は世界的にみても評価がとても高く、スウェーデンでは牧草で育てた和牛品種の肉が非常に高額で扱われていることが作中でも紹介されています。
そんな和牛の最高においしいステーキを出す店として紹介されたのは、銀座界隈からもほど近い『築地さとう』。
作中の、『築地さとう』の重厚感がある鉄板で厳かに肉を焼き上げる描写は“静と動”が際立っており、東洋のミステリアスを思わせる異彩を放つ名シーンでした。
美食家が大絶賛した『築地さとう』でランチを食べよう
『築地さとう』は妥協せずに本格的な品質を追求する故に、ディナーの平均予算は2万円。接待やプレミアムな外食で使われることが多いそうです。世界で見ても評価が高い名店ですから、ぜひとも足を運びたいものですが、その予算はなかなか出せない。そんな人にオススメなのが、ランチ。
ランチは平日と土曜の11時30分~14時30分の時間帯に提供しており、メニューは2000円~。『ステーキ・レボリューション』で監督が舌を唸らせたステーキコースはまた別ですが、財布に負担が大きくない程度で、世界レベルの店の味を堪能するならば、ランチがぴったりです。
オススメは3500円の『月の膳』
お店の人にきいたところ、ランチメニューの中でも、しっかりと『築地さとう』ならではの肉質を味わいたいならば、『月の膳』がオススメということ。価格は3500円とやや高めですが、国産黒毛和牛を使用し、さらにサイコロステーキなどと異なり一枚続きのポーションなので、肉の品質、焼き加減ともに最高のものを味わえます。
こちらが『月の膳』。
ステーキは国産黒毛和牛の柔らかくて旨みが強いランプの部位。ご飯、味噌汁、ミニサラダ、香の物がセットで、食後にはコーヒーがつきます。
ステーキの重量は約130gで、焼き上げは通常、ミディアムレアです。メインの皿には、同じく鉄板で焼き上げた野菜も添えられています。
なお『月の膳』に近い内容で、女性限定の『花の膳』(3500円)というのもあります。『花の膳』は肉の重量が少なくなるかわりに、前菜とデザートが付きます。
松阪牛・但馬牛の得もいえぬ旨さ
ランチの、国産黒毛和牛のランプステーキをいただきましたよ。
『築地さとう』で扱う肉は、三重県産の松阪牛・但馬牛の中でも、血統が良く質の良いもの。一流の牛肉鑑定士であるオーナーがひとつずつ目利きし、一頭買いします。性別は必ず雌で処女牛。雌の肉質は筋肉が少ないため去勢牛より柔らかいのです。
一頭買いした牛は、枝肉のまま自社センターで2ヵ月程度熟成させ、グルタミン酸といった旨み成分を増やします。ドライエイジングとは異なり、個体自体が水分保有量が高く、湿度をもって熟成させるため、歩留まりが少ないというのも特徴のひとつです。熟成具合も一頭一頭で見極め、それぞれが一番おいしく熟成した状態のものを調理します。
厳選され丹念に熟成された黒毛和牛のステーキの味はいかに。
ご飯に乗せて贅沢に一切れをいっきにいただいところ、得も言えぬ味わいに絶句してしまいました!!
肉の柔らかさ、旨み、すべてが素晴らしく、高級でなかなか食べられないはずなのに、不思議とどこか懐かしいような。日本の牛、というのが腑に落ちます。これが和牛のおいしさなんですね。
【次ページでは、期間限定の“レボリューションコース”も紹介!】
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