みなさん、こんばんは。週刊アスキー/ASCII.jp編集部の吉田でございます。さて10月6日から、アート作品のシェアリングサービス「ART STAND」の事前登録がスタートしたのはご存じでしょうか。ART STANDとは、モーフィングと寺田倉庫の2社が設立した同名の会社が運営するサービスで、絵画などの平面作品はもちろん、オブジェなどの立体造形物を法人・個人が安価でレンタルできるのが特徴です。
テントや椅子、屋台まで借りられるアートシェアリングサービス
ART STANDの代表を務めるのは加藤晃央氏。ART STANDでは、絵画などのファインアートはもちろん、服飾、空間演出、インテリアなどのアート作品の預け入れとレンタルができることを紹介しました。
サービス開始時のアーティスト数は500名、作品数は5300点で、各作品は最短3日、最長6カ月の貸し出しが可能です。
気になるレンタル料は、作品の売価の約20%。これに配送料や保険料が加わります。立体作品は実際に座ったり触れたりできるものが多いこともあり、万が一の破損に備えて保険の加入は必須となっています。一般ユーザーにとって絵画を自宅に飾るということは稀ですが、ART STANDで貸し出されている絵画は1カ月のレンタル料が数千円のものもあり、月ごと季節ごとに気軽に絵を掛け替えて楽しめます。また、電飾やテント、テーブル、椅子、ガチャガチャ、巨大フォトフレーム、屋台など、設置するだけでなく実際に利用できる作品もあります。
ART STANDは、ユーザーだけでなくアーティスト側にもメリットがあります。保管料は5作品までは大きさにかかわらず1作品あたり980円で委託できるほか、レンタルや販売を許可した作品についてはART STANDが各種手続きを代行してくれます。毎月保管料を支払うだけで、作品単体の写真だけでなく、各作品が使われるシチュエーションを想定したイメージカットなどの撮影もすべて代行してくれます。例えば、テントなどの作品は実際に屋外でテントは設営して、椅子やテーブル、寝具などを組み合わせて撮影してくれるのです。
気になるインセンティブですが、作品が販売された場合は売価の6割、レンタルの場合はレンタル料の40%がアーティストに還元される仕組みです。
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