あんこをつかった和の素材のスイーツも
スイーツ系は、『りんごパイ』、『ラムレーズンバター』、『抹茶丹波黒豆』、『ストロベリーチーズ』、『チョコ&チョコレート』、『カスタード』、『あんバター』の7種類。価格は240円~280円。
『抹茶丹波黒豆』、『あんバター』など、和の素材を使ったパイもあります。
ガーランシェフがいうには、「特に際立って素晴らしいのは、りんごパイとラムレーズンバター」。
『りんごパイ』はクリームとリンゴの甘さのバランスが素晴らしく、『ラムレーズンバター』はラム酒に浸したレーズンがバタークリームとぴったりと合っているということです。
私も食べてみたところ、どちらも優しい甘さ。コーヒーと一緒にブレイクタイムに食べたくなる、上質なおいしさです。
オーストラリアで焙煎したコーヒー
『パイフェイス』では、コーヒーもオーストラリア由来のもの。
オーストラリア最大のコーヒー焙煎会社であるディベラ・コーヒーが専用に開発したという、ハードブレンドのコーヒーを直輸入。
オーストラリアのコーヒーというのも珍しいですよね。味わいも、珍しいものでした。
豊かな味わいですが、酸味が軽く、後味はきっぱりと後をひかないです。香ばしいのに主張しすぎず、パイの味を引き立てる効果は確かにあるでしょう。コーヒーがそこまで得意ではないという人も飲みやすい味だと思います。
カフェラテを頼むと、看板のフェイスマークを描いてくれます。
なお、ドリンクメニューでいうと、渋谷モディショップ店には、オーストラリアのワイン、ビールが並ぶ予定だそうです。パイ片手にビールが飲めるというのは、酒好き記者としてはもっとも注視したいポイントです。
サンマルクカフェと近いゾーン
『パイフェイス』は、20代から40代の感度の高い女性をターゲットにして、外食市場での位置付けとしては、付加価値で勝負するチェーンというポジションを目指して展開するということ。ポジションニングのゾーンが近いところでいうと、『サンマルクカフェ』などがあります。
出店予定は、2、3年をめどに首都圏を中心にまずは直営店を5店舗。パイの受容性や事業パッケージを検証したのち、可能であればフランチャイズを展開し、最終的に10年で300店舗の出店を目指すと掲げました。
『パイフェイス』の本格的な全国展開が実現したら、私たちの生活にパイが身近になり、今で日本にはなかったパイの文化が花開くことでしょう。
一個390円のミートパイを、小腹満たしと捉えるか、食事として捉えるか。おやつにしては高めの値段設定のため、やはりそこがポイントになってくると思います。
素材にこだわられてつくられた本当においしいパイは、付加価値が高く、メインの食事としても食べられるし、ビールのつまみになる。はたまたスイーツ系のパイであれば、ケーキがわりに来客にもお出しできる。
……と、いうのは馴染みが薄いためいまいちイメージしずらいかもしれません。半信半疑の方はぜひ一度『パイフェイス』のパイを食べてほしいです。「なるほど」とうなずけるはず!
『パイフェイス 渋谷モディショップ』
・グランドオープン:11月19日
・住所:東京都渋谷区神南1-21-3 渋谷モディ 1階
『パイフェイス ラゾーナ川崎プラザショップ』
・グランドオープン:10月27日
・住所:神奈川県川崎市幸区堀川町72-1 三井ショッピングパーク ラゾーナ川崎プラザ1階
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