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Skylake世代となり、最長約21時間のバッテリー駆動が可能に

ついに大台切った、約929gの超軽量レッツノート SZ5が登場

2015年10月07日 13時30分更新

レッツノート SZ5を手にする女優の比嘉愛未さん。引き続き宣伝キャラクターを務める。

 パナソニックは10月7日、レッツノートの秋冬モデルを発表した。

 レッツノートシリーズの標準モデル的な位置づけだった「レッツノート SX」リーズ(初代のSX1は2012年1月発表)を3年ぶりに刷新。新シリーズとして、12.1型で光学式ドライブ内蔵の「レッツノート SZ5」を投入する。また、既存のRZ、MX、LXの3シリーズについても、インテルの第6世代Coreプロセッサーを搭載した新プラットフォームに移行。OSもWindows 10として、末尾の型番を「5」で統一している。

シルバーとブラックのカラバリは従来同様。上位はCore i7、下位はCore i5搭載でLTEモデルも用意する。

 ここでは、新シリーズのレッツノート SZ5について紹介する。発売は11月6日で、店頭モデルの価格はオープンプライス。

DVD内蔵でついに900g台、圧倒的な軽さを誇る「SZ5」

 レッツノート SZ5は、光学ドライブを内蔵しつつ、約929gからの圧倒的な軽さを売りにしたモバイルノート。本体素材をより薄くしつつ(最薄部0.4mmはRZ4並み)、後述するカスタム発注の光学式ドライブの利用などでフットプリントも削減。この軽さを得ている。なお、法人向け限定となるが、光学式ドライブまで取り去った800g台のモデルの投入計画もある。

DVDはシェルドライブから、トレー式になった。ただし本体は薄型。

 また、店頭向けにもLTEモデル(ドコモ回線に対応)を展開しており、各社の格安SIMカードを購入し、装着することでモバイル環境でも容易に通信を確保できる。SIMカードスロットを搭載する点は軽量さに並ぶ大きな特徴だ。なお、使用するSIMカードは、RZやMXの標準サイズSIMではなくスマホなどで一般的なmicro SIMカードに変更となった。

2003年6月登場のレッツノート W2以来、光学式ドライブ内蔵でクラス最軽量を更新し続けてきたレッツノート。そしてついに1㎏を切った。

 液晶ディスプレーは12.1型で、解像度が1600×900ドットから1920×1200ドットに向上。アスペクト比も16:9から16:10に増えており、より広い作業スペースを確保している。ツールバーを下側に表示した際でも、縦方向の情報量を確保できるのが利点だ。

 パネル自体も高視野角タイプに進化しており、視野角は従来の左右90度/上下50度から、左右178度/上下178度と大きく広がった。視野角は情報の判別だけでなく、画面の均一性にも影響するので正対した際の画質も向上したと言えるだろう。なお、表面処理は非光沢タイプのみ。タッチ操作にも対応しない、ビジネスユースを想定した仕様になっている。

 タッチパッドについては、Windows 8の登場に合わせて、レッツノートでも大型の長方形に変更する機種が増えていたが、SZ5については引き続き円形の「ホイールパッド」を採用している。Windows 10では、デスクトップモードでマウス/キーボードを使用した際の操作性が向上したことも関係しているという。

SZ5とSX4のタッチパッドの比較。ふちの部分にあったインジケータは手前に移動。よりシンプルな印象となった。

 円形である利点としては、手のひらや親指がタッチパッドに干渉して意図せぬタッチが生じにくい点があげられる。一般的な大型タッチパッドではジェスチャー操作はしやすいが、ホームポジションに手を置いた際、親指の付け根のあたりがタッチパッドの上隅を覆う。このため、左手をホームポジションに置き、右手の人差し指でポイントする際などに、カーソルとびが生じやすい(タイミングによっては拡大縮小などのジェスチャーとして認識されてしまう)。

 ホイールパッドは、デザイン上の理由ももちろんあるが、こういった誤操作をしにくいという点もメリットになる。

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