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快適ゲームプレイ! 『サンディスク SSDプラス』でSteam専用ドライブを作る!

2015年09月26日 15時00分更新

SSD増設の手順をチェック

 SSDを物理的に装着したら、初期化するのも忘れてはいけない。具体的には“ディスクの管理”でNTFS形式でフォーマットすること。標準の選択肢を選んでいけばまず間違いはないが、PCのハードウェア構成によりドライブレター(D:やE:といった表示)が異なる可能性もある。

↑Windows 10や8/8.1なら左下のWindowsロゴの上で右クリックし“ディスクの管理”を選択する。Windows 7なら“マイコンピュータ”の上で“管理”を選びんでから“ディスクの管理”を選択する。

↑SSDが新品の場合、図のようなウインドーが出現するが、そのまま“OK”を選択。

↑画面下部、黒いオビが表示されているのが初期化されていない領域、つまりこれがSSDということ。この上で右クリックし“新しいシンプルボリューム”を選択しよう。

↑初期化作業は基本的に“次へ”ボタンを押す作業だが、この2枚の画面が来たら要注意。まず“次のドライブ文字を割り当てる”(左)は、SSDに割り当てられるドライブレターを示すもの。“ファイルシステム”に“NTFS”、“クイックフォーマットする”にチェックが入っていることを確認しよう。“ボリュームラベル”は分かりやすいよう“SSD”とした。

↑黒オビが青オビに変化し“正常(プライマリ パーティション)”の文字が出たら初期化終了だ。

システムに極力手を入れずSSDを活かす!

 SSDを初期化したら早速作業だが、今回はSSDにOSを移行させることはしない。システム移行は手間がかかる。移行を行なうツールもあるが、HDDより小さな容量のSSDに入れるのはちょっと工夫が必要だ。

 そこで今回はHDDに入れたシステムには一切触れないまま、Steamのゲームだけ増設したSSDにインストールする、という方法を提案したい。以降画面例ではWindows 10 Pro(64ビット)がHDDのC:ドライブ、SSDがD:ドライブとして認識されていると想定している。

 C:ドライブ以外のドライブにSteamのゲームを入れるやり方はいくつか方法があるので、いくつか紹介しよう。

【1】まだSteamを導入していない場合

 これからSteamを導入してゲームをダウンロードしようという状況なら、Steamのインストール先をSSD側に指定しよう。こうすればSteamで購入したゲームはSSDにインストールされる。

↑Steamをインストールする時に、SSD側を指定すれば、ゲームの導入先も自動的にSSDになる。

【2】SteamはHDDに導入済みという場合

 すでにSteamをHDD側に導入してしまった! という場合でも焦ることはない。ゲームをインストールする時に、別のドライブも選べるからだ。

 この方法を利用すれば、遊ぶ頻度や重さでストレージを使い分けることができる。今集中的に遊びたいゲームはSSD、時々遊びたくなるゲームをHDDに入れるとか、SSDに入らない巨大なゲームはHDDに振り分けるといった柔軟な運用ができる。もちろん【1】でSteamをSSDにインストールしてから、特定のゲームのみHDD側を指定する、という手も使える。

↑まずSSD側(D:ドライブ)にSteamのゲームを入れるフォルダーを作る。今回は“Steam games”とした。フォルダーは半角英数だけで作るのが吉だ。

↑Steamに戻りゲームをインストール作業を始めよう。“インストール先のドライブを選択”という表示が出たら右端の▼マークをクリック。“D:\ドライブに新しいSteamライブラリを作成”という項目を選択する。

↑ここで先ほど作っておいたフォルダーをクリックし“選択”ボタンを押す。元の画面に戻った時インストール先ドライブが変わっていることを確認しよう。以降は▼マークをクリックすることでインストール先を切り替えることができるようになる。

 中~上級者向けのテクニックも紹介しておこう。

【3】Steamフォルダーをまるっとコピー

 すでにC:にSteamもゲームも導入済みだが、またSSD側に同じゲームをダウンロードするのは面倒。すぐにゲームしたい! というせっかちな人は、一度Steamを完全に終了させてからSteamフォルダー本体をSSDの中にコピーしてしまおう。

 コピー終了後HDD内のSteamをアンインストール、その後コピーしたSteamフォルダーの中にある“steam.exe”を直接起動すれば【1】と同じ結果が得られる。ただしこの場合、デスクトップに作っていたショートカットが使えなくなるので作り直すなど手間は必要。しかし数十GBの再ダウンロードをしなくて済む。

↑“C:\Program Files(x86)\Steam”をそのままSSD内の任意の場所にコピー。Steamを完全に終了させてからコピーを行い、コピー後は元のSteamをアンインストールしておくのを忘れずに。

【4】Steam用移行ソフト『Steam Mover』を使う

 『Steam Mover』を使えば、すでにインストール済のゲームを別ドライブに移動させることができる。【3】の丸コピーと違い、SteamフォルダーはC:ドライブのまま、自分が指定したゲームだけを移動できる。

 Steam Moverのダウンロードはこちら。(編集部注:Steam公式のソフトではありません。使用は自己責任でお願いします。)

↑まずは作者のページへアクセスしSteam Moverをダウンロード、解凍しておく。

↑Steamを終了させてからSteam Moverを起動。右上の“Alternative Folder”欄の“…”をクリックし、ゲームの移動先フォルダー(増設したSSDドライブのフォルダー)を指定する。

↑移動させたいゲームを全部選択(Ctrlキーを押しながらクリック)してから、左下の“→”アイコンをクリック。コピーが終わるまで暫く放置しておこう。

↑移動されたゲームは矢印のアイコンの向きが変化する。元に戻したければ再び選択して“←”でOK。

↑C:ドライブ内のSteamフォルダーの中にあるゲームのフォルダーはショートカットっぽい見た目(ジャンクション)になる。これがSSDに繋がっているので、これを削除するとゲームが動かなくなるので注意。

(次ページ、「SSD追加で“メタルギアソリッド”も速くなった!」に続く)

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