設定や検索機能に変化が多い「iOS 9」
記事冒頭でマイナーアップデートな認識と記したように、iOS 9は細かな部分での変更が多い。まずSpotlightから見てみると、Siriさんと統合した部分が多く、かつ学習型になっているため、使用するほどジャストな検索候補を自動的に表示するようになるという。実際試してみたところ、初回は何も表示されないが、しばらくフツーに使用していると、自動的にアプリの候補を表示してくれるようになる。多くのアプリを使用しないスタイルであれば、ランチャーとしても出番が増えるだろう。
また、検索や使用履歴でいうと、ホーム画面右フリックで表示される画面が便利になっている。よく使用していると判断された連絡先やアプリ、ニュースがまとまって表示されるため、人によっては利用頻度が高まるだろう。期待値の高かった「News」アプリが利用できないため、ちょっとしたチェック用にはなかなかいい。
もうひとつ。ようやく「設定」画面での検索が可能になった。設定したい項目があまりに深い場所にある場合に重宝するほか、ちょっと設定を確認したいだけという場合も検索でOKになるため、とても素敵だ。
iOS 9は、検索をはじめ細かい使い勝手では、iOS 8よりも快適になっているといえる。その反面、例えば「通知センター」で表示できる「ウィジェット」機能は進化がとぼしく、もはや“呼吸をしていない”印象を持ってしまったほどだ。ただ、iOSの追加機能は、基本的に使用しなくても問題ないものも多いので、生暖かく見守っておきたい。なお、今回純正ウィジェットとして「バッテリー」が追加され、iPhoneだけでなく、Apple Watchのバッテリー残量も確認できるようになった。
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