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VIERAがスタジアムを彩る

ワールドカップそしてオリンピックを控えたブラジルで生きるパナソニックの技術

2015年09月16日 09時00分更新

ブラジル・クリチバのアレーナ ダ バイシャーダ

サッカースタジアムでの事業を雛型に

 ブラジルにおけるパナソニックのAV/サイネージ事業の雛形となるのが、アレーナ ダ バイシャーダへの納入事例である。

 サンパウロから南へ400km離れたバラナ州クリチバ市にあるアレーナ ダ バイシャーダは、4万3000人が収容可能なサッカー専用スタジアム。2014年に開催されたサッカーワールドカップの会場にも使われたスタジアムで、ブラジル初の開閉式屋根を採用しているのが特徴だ。

アレーナ ダ バイシャーダの概要

アレーナ ダ バイシャーダにおけるデジタルメディアセンターの概要

 一部リーグに所属する地元プロサッカーチームである「Clube Atletico Paranaense」が所有するブラジル唯一のプライベートスタジアムで、サッカー専用としていることから、ピッチと観客席との距離を最小限に抑えた設計となっている。

 1999年から大規模な改修事業をスタート。現在でもその作業は継続中だ。今後、隣接するエリアに、フットサルなども可能なインドア型サブコートを建設し、メインコートとサブコートを観客席で結び、自由に行き来できるような構造を初めて採用する。

将来的にはインドア型サブコートと連動した施設になる

インドア型サブコートが建設される場所はまだ空き地のままだ

スタジアム内には220台のVIERAが導入されている 

VIPルームにもVIERAが導入されている

 パナソニックでは、アレーナ ダ バイシャーダとパートナー契約を結び、2013年に77平方メートルの大型LED映像装置を2面導入するとともに、2015年8月には、50型を160台、42型を60台の合計220台の液晶テレビによるサイネージシステムを導入。それにあわせて、大型LED映像装置の下部に、「Panasonic」ブランドを掲示。これがパナソニックの製品であることを訴求する一方、大型LED映像装置などを使用した広告展開、VIPシートの利用、年間イベントの開催などを行うという。

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