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JN-VC3150UHDをレビュー

4万円台で買えちゃう31.5型曲面4Kディスプレー、弱点はないのか検証した

2023年11月25日 10時00分更新

文● 宮崎真一 編集●ジサトライッペイ/ASCII
提供: 株式会社JAPANNEXT

画面の端まで美しく、迫力はかなりのもの

 実際に、JN-VC3150UHDをGeForce RTX 4090搭載ビデオカードを採用したPCと合わせて使ってみた。さすがに横幅は712mmと大きいなと感じるものの、奥行きは197mmほどしかなく、曲面ディスプレーで懸念されるデッドスペースはあまり生じなかった。そのため、わりと平面型ディスプレーと同じような感覚で使えた。

 次に、FreeSyncを有効にしてみたところ、Version 546.01のドライバーで「G-SYNC Compatible」として動作した。動作が保証されているわけではないものの、GeForceシリーズでもFreeSyncの恩恵を受けられるメリットはかなり大きい。

4万円台で買えちゃう31.5型曲面4Kディスプレー、弱点はないのか検証した

FreeSyncを有効にして、NVIDIAコントロールパネルを見ると、G-SYNC Compatibleとして動作した

 JN-VC3150UHDはコントラスト比が高いため、白黒がかなりクッキリとしており、ウェブサイトなどはかなり見やすい印象。特にYouTubeなどの動画をフルスクリーンで表示すると、映像はかなりキレイで曲面型特有の迫力も手伝って満足感は高い。ゲーム系はやはりFPSやTPSといった瞬間的な動きが要求されるタイトルよりも、RPGやRTSといったジャンルにふさわしいと感じた。

 また、曲面型は正面に位置した場合、画面端までの距離が平面より近くなることに加え、視線の角度があまりつかない点もいい。品質が優れない液晶パネルで、なおかつ平面型の場合、画面端の色ムラや輝度のバラつきが気になるものもある。しかし、曲面ディスプレーならそういった問題は起こりづらく、画面端までキレイな映像を享受できるのだ。

まとめ:総合スペックで出し抜いた唯一無二の1台

 今や31.5型の4Kディスプレーは数多くの製品が市場にあふれている。同社の「JN-V3150UHDR」や「JN-V315UHDR-C65W」などは、最安クラスの3万円台で勝負しているほどだ。

 そんな激戦区ではあるのだが、曲面型となるとかなりレアな部類になる。そして、HDMI 2.0や曲面、4系統の豊富な映像入力端子となると、JN-VC3150UHDは唯一無二の存在になる。価格は直販サイトでは4万5980円だが、Amazonだと4万1800円で購入できる。

 今回のレビューで随所にコストカットの影響を確認できたが、それが大きな問題になることはなく、画質は申し分のない出来だった。没入感の高い広い画面の4Kディスプレーを探しているのであれば、有力な選択肢と言える。

JN-VC3150UHDの主なスペック
パネル 31.5型VA(非光沢、曲率R1800)
解像度
(アスペクト比)
3840×2160ドット(16:9)
表示色 1677万色
輝度 280cd/m2
コントラスト比 3000:1
視野角 178度(水平)/178度(垂直)
リフレッシュレート 最大60Hz
応答速度 7ms(OD時GTG)
インターフェース DisplayPort 1.2、HDMI 2.0、HDMI 1.4×2、オーディオ出力ほか
スピーカー -
チルト -5度~+15度
高さ調節 -
スイーベル -
ピボット -
サイズ/重量 約712(W)×197(D)×499(H)mm/約4.7kg
その他 AMD FreeSync、VESAマウント(100×100mm)
直販価格 4万5980円
4万円台で買えちゃう31.5型曲面4Kディスプレー、弱点はないのか検証した

曲面にこだわらない人なら、JAPANNEXTの31.5型4K液晶ディスプレー「JN-V3150UHDR」もオススメ。直販価格は3万9980円とさらにお手頃

4万円台で買えちゃう31.5型曲面4Kディスプレー、弱点はないのか検証した

USB Type-C給電機能が欲しい人なら、JAPANNEXTの31.5型4K液晶ディスプレー「JN-V315UHDR-C65W」。直販価格は4万4980円だが、ネットショップでは4万円切りのお店がちらほら

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