随所にコストカットの影響を確認
JN-VC3150UHDの消費電力は標準で35W、省エネモードでは28W、最大でも48Wなので比較的抑えている印象だ。電源は48W(12V・4A)出力のACアダプターが同梱していた。ちなみに、スピーカーは非搭載なので、ヘッドフォン・ヘッドセットユーザー以外は、別途スピーカーを用意したほうがいいだろう。
JN-VC3150UHDの外観を見ていこう。全体的に黒色でまとめており、液晶パネル下部にはJAPANNEXTのロゴを配置。背面には一部赤色のアクリル製パーツが用いられ、デザイン的にはいいアクセントになっているものの、点灯しない点はやや寂しく感じた。
液晶パネルの曲率はR1800と比較的ゆったりとした曲面だ。そのため、実際に設置して前方から見てみると、液晶パネルの湾曲はさほど気にならないレベル。そのため、曲面ディスプレーに慣れていない人でも違和感なく使えるのではないだろうか。
液晶パネルのベゼル幅は約1.5mmで、液晶非表示幅は約6mmと極狭額縁デザインを採用。曲面ディスプレーのため、複数並べるといった使い方には向かないが、ゲームや動画をフルスクリーンで表示するとその迫力はかなりのものだった。
スタンドはハの字型の台座に支柱が伸びるタイプ。台座はハの字型の長さが300mmほど、角度が113度ほどと広く、そのため台座は細めながらも安定性は良好だ。
しかし、支柱の高さは250mmほどのため、設置状態ではケーブルの挿抜がしづらい点は気になった。高さ調節や左右の首振りはできず、視点調節は-5度~+15度のチルトのみという点もコストカットの影響を感じる。
とはいえ、100×100mmのVESAマウントに対応しているので、浮いた予算で別途ディスプレーアームを購入するといいかもしれない。ケーブルと視点調節の問題を一気に解決してくれる。
週刊アスキーの最新情報を購読しよう