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さとるの自腹現地レポート

高すぎるハワイ旅行、ちょっとでも移動で節約するコツは?

2023年11月08日 07時30分更新

文● 中山智 編集●こーのス

JCBカード会員やANAマイレージクラブの会員が
無料で乗車できるバスを利用しよう

 このTheBusのほかにも、ワイキキを中心に「ワイキキトロリー」というバスが運行されています。ワイキキトロリー自体は有料ですが、ワイキキとアラモアナセンターを結ぶピンクラインは、クレジットカードのJCBカードを持っていると無料で乗車できます。

ワイキキトロリーのピンクライン

 またANAも、ワイキキ・ショッピングプラザからアラモアナセンターまで「ANAエクスプレスバス」を運行しています。こちらはANAマイレージクラブの会員がANA便名のフライトを利用してハワイに訪れた場合は無料で乗車できるので、ワイキキトロリーとあわせて憶えておくと交通費を節約できます。

A380同様ホヌ(ウミガメ)が描かれたANAエクスプレスバス

自由に移動したい場合は
カーシェアサービスの「Hui Car Share」がお得

 バスでの移動がお得ではあるものの、運行時間に左右されてしまうのが欠点。自由にスケジュールを組みたい場合は、レンタカーという方法もあります。ただ、営業所に借りに行く時間がもったいないのと、慣れない外国語でやりとりするのはめんどうですね。

 そこでオススメなのが、カーシェアサービスのHui Car Share」(以下Hui)。使い方は日本のカーシェアサービスとほぼ同じ。ホノルルエリアのショッピングセンターやホテル、駐車場などにあちこちにステーションがあり、専用アプリからの操作でサクッと借りられます。

この看板がステーションの目印

 利用するには、事前に免許証などを登録してアカウントを開設しておく必要があります。筆者の場合承認に半日ほどかかったので、日本から事前に登録しておいたほうが良さそうです。

 ちなみに登録は日本の免許証でオーケー。というのもハワイ州では入国1年以内は日本の免許証で運転することが認められているからです。ただし日本の免許証は日本語でしか書かれていないので、何かのときに現地の警察官などが読めないことも。一応、国際免許証も発行して携帯しておいたほうが無難です。

 利用方法は、専用アプリから最寄りのステーションを探し、日時指定をして予約。料金は1時間単位が基本で、プリウスで12ドル/時から15ドル/時。この時間単位で借りられるのがポイントで、たとえば滞在中に宿で食べる食材を郊外の安いスーパーへ買いに2時間だけ借りたり、朝早い空いている時間にノースショアのビーチに出かけたりといった使い方ができます。

アプリからクルマを予約

 利用時は予約した時間にステーションに行って、公式アプリから利用開始ボタンを押してスタート。係員からの説明などもなく、すぐに使えます。ドアの開閉も公式アプリからで、返却は借りたステーションに停めて、公式アプリから終了ボタンを押すだけ。

使用開始と終了、ドアロックもアプリから

 ガソリンは満タンで返す必要はありませんが、1/4以上は残っている必要があります。もしガソリン残量が1/4になっていたら、車内に支払い用のガソリンカードがあるので、それを使って給油しておきます。

現地のカーナビなので、自前のスマートフォンをカーナビがわりにできるよう、ホルダーや充電ケーブルを用意しておくのがオススメ

 というわけで、ハワイのオアフ島ではTheBusをメインに、カーシェアのHui、そしてライドシェアのUberやLyftを上手に使い分けることで、交通費を節約して移動できますよ!

この記事を書いた人──中山智(satoru nakayama)

世界60ヵ国・100都市以上の滞在経験があり、海外取材の合間に世界を旅しながら記事執筆を続けるノマド系テクニカルライター。雑誌・週刊アスキーの編集記者を経て独立。IT、特に通信業界やスマートフォンなどのモバイル系のテクノロジーを中心に取材・執筆活動を続けている。

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