Premium-Line B660FD-Mini/Tをレビュー
10.4LボディーでRTX 4070 Tiまで選べる、最強の小型ゲーミングPCは見た目も最高!
FF14もFF15も4Kで遊べる実力がある
もう少し実際のゲームよりのベンチマークテストも検証した。MMORPGの「ファイナルファンタジーXIV: 暁月のフィナーレ ベンチマーク」(以下、FF14ベンチマーク)と、アクションRPGの「FINAL FANTASY XV WINDOWS EDITION ベンチマーク」(以下、FF15ベンチマーク)の2つだ。
前者は軽量級、後者は重量級のテストのため、画質設定はプリセットの最大としている。また、解像度はフルHDでは軽すぎるため、重たい4Kとしている。
FF14ベンチマークは軽量級ということもあって、13212スコアーと文句なし。評価も「とても快適」となっており、4Kでも不満なく遊べる実力がある。
FF15ベンチマークは重量級だけあって、さすがに4Kでは評価が「快適」と1段下がる。とはいえ、7505スコアーは決して悪い結果ではなく、全然ゲームが快適に遊べるレベルだ。
ただし、もっとフレームレートを上げたい場合は、WQHDに解像度を落とすか、画質を1つ下げたほうがいいかもしれない。ちなみに、WQHDにした場合のスコアーは12970で、評価は最高の「非常に快適」になる。
まとめ:小型PC史上最強のゲーミング性能を目指せる個性派PC
Premium-Line B660FD-Mini/Tはコンパクトなボディーながら、タワー型ゲーミングPCにも匹敵する性能を備えている。BTOメニューでは、GeForce RTX 4070 Ti搭載ビデオカードも選べ、小型PC史上最強のゲーミング性能も目指せる。また、Premium Lineシリーズらしく、品質はもちろんのこと、デザイン面でもかなり“そそる”モデルと言える。
ただし、動作中はPCケースが高温になりやすいので、周囲に物を置かないなど、ある程度風通しの良さを気にする必要がある。また、熱を逃がしやすくするためか、PCケースにはフィルター類はないので、ホコリやゴミが中に入り込みやすい。マメなメンテナンスは必須と考えたほうがいいだろう。
しかし、こういった注意事項を差し引いても、このサイズと性能、類を見ないデザインは非常に魅力的だ。他人とは違う個性的なPCが欲しい人、多少手がかかってもコンパクトな高性能PCが欲しい人、本機はそんな人にピッタリな1台だ。
(提供:サイコム)
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