Premium-Line B660FD-Mini/Tをレビュー
10.4LボディーでRTX 4070 Tiまで選べる、最強の小型ゲーミングPCは見た目も最高!
小型PCとは思えないゲーミング性能
続いて、Premium-Line B660FD-Mini/Tのゲーミング性能をチェックしていこう。まずは定番の「3DMark」から。ビデオカードはGeForce RTX 4070搭載モデルなので高性能だ。WQHD(2560×1440ドット)はもちろんのこと、ゲームによっては4K(3840×2160ドット)でも快適にプレイできるポテンシャルがある。
3DMarkには複数のテストがあるが、最も重たいテストになる「Speed Way」の結果から見てみよう。このテストはDirectX 12 Ultimateに対応するもので、グローバルイルミネーションやレイトレーシングといった特殊な効果がふんだんに使われる。負荷がかなり大きく、現代ビデオカード向きのテストだ。
結果は見ての通り、4402と好スコアー。小型PCゆえの冷却不足感はなく、しっかりと性能を発揮できている。これ以外のテストもおおむね期待通りのスコアーだったが、DirectX 9を使用する「Fire Strike」の結果はやや気になるところも。
スコアーそのものには問題らしい問題はないものの、MonitoringにあるCPUの動作クロックの挙動が気になった。Graphics test 2ではほぼフラットになっているが、Graphics test 1ではわずかではあるが、時間が経つにつれ徐々に下がっているからだ。
これは、CPU温度が上昇して余裕がなくなり、徐々に動作クロックが下げられていった結果だ。Fire StrikeはGPU負荷が低めのテストで、そのぶん相対的にCPU負荷が高くなり、こんな挙動になったと考えられる。その証拠に、解像度を高くして同じテストを行う「Fire Strike Extreme」では、Graphics test1 で動作クロックの下落はなかった。
とはいえ、少々心配するような書き方をしてしまったが、そもそも軽めのテストなので、多少CPU性能が落ちたところで十分な3Dグラフィックス性能があることは変わらない。そのため、特段気にする必要はないだろう。
なお、そのほかのテストのスコアーは下記にまとめたので、ほかのPCとの性能比較に活用してほしい。
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