Google Pixel Tabletは家族と一緒に使いやすい「一家に1台のタブレット」
エンターテインメント性能やPixel連携も充実
充電スピーカーホルダーは横169×縦94.1×奥行き70.3mm。画像を見て想像していたよりもコンパクトで、場所を取りません。バッテリーは内蔵していないので、スピーカーとしてキッチンのカウンターなどに移動させて使いたい場合は、電源ケーブルごと持ち運ぶ必要があります。
ホルダーの内部には、43.5mmのフルレンジスピーカーを1基内蔵しています。Pixel Tabletは単体でもステレオ再生に対応していますが、スリムなタブレットの内蔵スピーカーよりも、やはりホルダーのスピーカーの方がパワフルで迫力のある音が出せます。特に低音域の厚みが増して、ボーカルものの楽曲は声の帯域が前に張り出す立体感がありました。
ホルダーに載せて充電しながら、Pixel Tabletにはワイヤレスヘッドホンやイヤホンを接続してサウンドを楽しむこともできます。筆者はキッチンで料理をしながら動画を見る時には手元がうるさくなるので、Pixel TabletとPixel Buds Proの組み合わせで楽しんでいます。
音楽再生中は画面の上部をスワイプダウンしてメディアコントロールを表示、右肩のアイコンをタップすると接続中のイヤホンとホルダースピーカーのどちらで音を再生するか、素速く選べて便利です。
Pixelデバイス連係はニアバイシェアによる写真などのファイル転送、Google TVアプリからわが家のAndroid TVを搭載するテレビへの再生転送、同じホームネットワーク内のNest Hubシリーズの遠隔操作など多岐に渡ります。タブレットに最適化した「Google Home」アプリのデザインがとても見やすく整頓されているので、Googleアシスタントに対応するスマート家電機器の操作パネルとしても役立ちそうです。やはりPixel Tabletは「家族のタブレット」として揃う機能や使い勝手が洗練されていると思います。
11インチの大きな画面を左右分割表示にして、同時に2つのアプリを立ち上げながらファイルをドラッグ&ドロップできる機能も使い勝手が良いです。せっかくなのでこれからPixel Tabletを仕事にも使える環境を模索したいと思っています。まずは相性の良いワイヤレスキーボードを探すところからです。近くグーグル純正のキーボード付きカバーやスタイラスが登場する…なんて朗報はいつでも大歓迎です。
筆者紹介――山本 敦
オーディオ・ビジュアル専門誌のWeb編集・記者職を経てフリーに。取材対象はITからオーディオ・ビジュアルまで、スマート・エレクトロニクスに精通する。ヘッドホン、イヤホンは毎年300機を超える新製品を体験する。国内外のスタートアップによる製品、サービスの取材、インタビューなども数多く手がける。
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