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Unreal Editor for Fortniteの衝撃:

メタバース化したFortniteがすごすぎる

2023年05月11日 07時00分更新

SASUKEにNeRF、バーチャル新宿まで

 リリースから1ヵ月半あまりで、様々な遊び方が登場しつつあります。

 典型的なゲームは、4月28日にリリースされた、UGCゲーム開発者のKiwi氏がリリースしたマップ「DEATHRUN」。伝統的なSASUKEスタイルの様々な障害物を乗り越えて、なんとかゴールを目指すというマップです。

 水面に落ちたら最初からやり直しという単純なルールながら、難易度は極悪。しかし、その繰り返してマップを覚えるほどにやりこまないとクリアできないために中毒性があります。YouTubeなどでプレイ動画の口コミが広がったことで、リリースから1週間で220万人以上の人がプレイしていることが明らかにされています。

筆者も挑戦してみたものの、あまりに難しすぎてかなり前の方でめげました。常に様々な人が島に入ってきていて盛り上がっていました

 実験的な目的で利用する人も登場しています。

 Twitterでは、フォトグラメトリのデータを取り込む実験をしている人も出てきました。3Dデータなら何でもインポートして取り込めるので相当に強力です。現実空間で撮影した自由視点画像を置き、その世界に入っていくことができるわけですね。

 起業家・発明家の佐藤航陽氏は、開発中の自動生成AIを使って作成したと思われる「バーチャル新宿」のデータを組み込み、上空をヘリコプターで飛んでいる動画をアップしていました。簡易的な3D環境として考えると非常に便利です。

 個人的にはこれを大学等で使っていくことも考えています。

 学生の中にはプログラムコードが書けない学生も少なくないので、iPhoneでスキャンしてデータを反映するだけでメタバースを構築することができると言えるのではないだろうかというわけです。

 Unreal Engine 5は学習のハードルが非常に高い一方、UEFNは機能が絞られているぶん、最初の学習には入りやすい環境だと考えています。

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