低コストPC自作に狙い目なGIGABYTE「B760M DS3H AX DDR4」を試す
B760マザーで第13世代CoreのK型番を無理やりぶん回してみた
6+2+1フェーズの電源回路を搭載
電源回路は、エントリーだけあって6+2+1フェーズで、MOSFETには主流となっているDrMOSではなく、ハイサイドMOSFET、ローサイドMOSFET、ドライバーICの3つで構成されたオールドスタイルだ。冷却ヒートシンクはリアインターフェース側のみで、トップ側には備わっていない。電源回路の周辺にエアフローのないオールインワン水冷ユニットとの組み合わせは避けたいところだ。
TDP(PBP/PL1)が65Wの無印型番なら十分な、計9フェーズの電源回路を搭載する
トップ側の電源回路。ヒートシンクは備わっていない
リア側には、ヒートシンクが装備されている
EPS12Vコネクターは、8ピンを装備する
細かな特徴もチェック
「B760M DS3H AX DDR4」の主な特徴に続いて、細かな点も紹介していこう。まずは、PCの使い勝手に影響するインターフェースだ。リアインターフェースのUSBポート数は多いとは言えないが、USB 2.0×2、USB 3.2 Gen1×3、そしてUSB 3.2 Gen2に対応したUSB Type-Cポートを1基備える。
リアインターフェース。出力端子はHDMI×1、DisplayPort×2の3系統を装備しているので、iGPUを使ったマルチディスプレーも問題ない
PCケースフロント用のUSB 3.2 Gen1ヘッダーを備える
メモリーはDDR4対応で、4スロットを装備する。最大128GBまで搭載できる
ビデオカード用スロットの後部。ビデオカードのロックを外しやすいようになっている。滅多に外すことはないが、気配りがうれしい
エントリーモデルも同じように2年保証で、6ヵ月のソケットピン折れ(曲がり)の保証を受けられる
ピン折れ保証はパッケージにシールが貼られている
BIOS画面。2つのモードを備え、簡単に必要な設定を行なえる
「B760M DS3H AX DDR4」は、LEDギミックを備えていないが、LEDヘッダーピンを装備し、接続デバイスを「RGB Fusion」から制御できる
必要なドライバーの導入、最新バージョンの確認などは、「GIGABYTE Control Center」から一括して行なえる