Office付きでも10万円を切るコスパの高いノートPC
ここまで、ビジネス用途から普段使いの10万円台、20万円強のゲーミングノートPCを紹介してきたが、予算はもっと少なく、普段はあまり重い作業をしない、インターネットやちょっとしたオフィス作業ができれば、といったユーザーにオススメなのが「mouse C4」 だ。
mouse C4はCPUにインテル「Celeron N4120」(4コア/4スレッド、最大2.6GHz)を搭載し、メモリー8GB、ストレージ256GBとやや控えめなスペックで、直販価格7万4800円。Office 2021を搭載しても9万6800円と10万円内に抑えられた製品。
「mouse C4」の主なスペック | |
---|---|
ディスプレー | 14型液晶(1920×1080ドット、非光沢) |
CPU | Celeron N4120 (4コア/4スレッド、最大2.6GHz) |
メモリー | 8GB、DDR4-2400 |
ストレージ | 256GB SSD、SATA |
無線機能 | Wi-Fi 5、Bluetooth 5 |
インターフェース | USB 3.0 Type-C/Type-A、USB 2.0 Type-A、HDMI、マイクロSDカードスロット、ヘッドホン出力 |
ウェブカメラ | 100万画素 |
バッテリー駆動時間 | 約10時間(公称値) |
サイズ/重量 | 325(W)×219.3(D)×19(H)mm/約1.38kg |
OS | Windows 11 Home |
この価格帯ながらmouse B4-i5と公称値が同じ重量で、軽めとなっており、ビジネス用途で持ち運ぶのもありなモバイルノートPC。通信規格が一世代前のWi-Fi 5で、LANポートを搭載していない点が気になる人は、USB接続のLANポート変換アダプターを別途購入し、自宅で使う場合は有線LAN接続すれば事足りる。
メモリーがシングルではあるが、動画や写真編集のようなやや重い作業をするようなことがなければ問題ない。CPU性能は前述した2製品よりも劣るが、ひと昔前のCeleronよりは各段に性能がアップしているため、ちょっとした文章作成や表計算くらいなら十分快適に利用できる。
ディスプレーは180度まで倒せるのが特徴で、外出先で複数人に資料を見せたい時などは、180度倒して俯瞰して見て貰うなんてシーンで活躍する。バッテリー駆動時間もmouse B4-i5と同じ公称値約10時間なので、おそらく半日以上外出先でも使える性能を有する。
ウェブカメラもこれまでと同じく100万画素と、実用的な性能を持っているため、これ1台でネットワーク会議にも出られるだろう。キーピッチが約19.1mm、キーストロークが約1.2mmとフルサイズのアイソレーションキーなので、文字入力もし易い方だ。
外部出力にはHDMIポートがあるため、外出先での映像出力も問題ない。本シリーズは以前ならもう少し価格が抑えられていたが、昨今の円安状況でやや高めになっている点は否めないが、Office付きでも10万円以下に抑えられている点は見逃せない。
最新のCore iプロセッサーと比較した場合、もちろん動作の重さを感じることは多々あるが、PC作業があまりメインでない仕事をしていて、月に何回かネットワーク会議に出られれば、次のボーナスまでの繋ぎで予算を抑えたノートPCが欲しい人には一考の価値がある1台だろう。
(提供:マウスコンピューター)
週刊アスキーの最新情報を購読しよう