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春のヘッドフォン祭 2022 miniで見つけた新製品、参考出展

2022年04月30日 18時00分更新

コンパクトで上質な音を提供するポーランドのFerrum Audio

 エミライブースで参考展示されていたポーランドのブランドFerrum Audio「HYPSOS」はスイッチング電源/リニア電源のハイブリッド構成にした音響機器用の高性能DC電源となっている。5V~30Vの可変出力で、最大6A(瞬間最大9A)と大出力のため、Ferrum Audioだけでなく大半の音響機器に対応できるという。10万円台後半程度の価格で上期中の発売を予定している。出力電圧はユーザー設定で0.1V単位で調整できる。MYTEKなど同社取り扱いの別ブランドと組みわせた提案もしていた。

 Ferrum Audio製品では今後もDACの「ERCO」やヘッドホンアンプの「OOR」などを投入する予定。ともに30万円台前半と高価ではあるが、コンパクトサイズで高音質な製品。スタジオ機器の出自を持ち、最先端のスペックだが、小型のデスクサイズというコンセプトはBenchmarkやMYTEKなどほかのエミライ取扱製品と共通性があるが、リスニングよりの心地よいサウンドはこの2つのブランドとしっかり差別化されており、選択肢の拡大という意味でも興味深い。

HYPSOS

ERCOとOOR。Feは鉄の元素記号だが、フロントパネルは錆を表現した茶色になっている。

 また、MYTEKブランドとしては初の単体ヘッドホンアンプでTHX AAA技術を採用した「Liberty HPA」、新しいDAC製品である「Liberty DAC II」も展示。ともに発売済みでそれぞれ実売価格は20万円弱となっている。

Liberty HPAとLiberty DAC II

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