週刊アスキー

  • Facebookアイコン
  • Twitterアイコン
  • RSSフィード

ハイブリッドモバイルワーク、そして現場・教育でのDX、Dynabookのビジネスチャンスを切り拓く

2022年02月07日 09時00分更新

現場DX、文京DX

 だが、その一方で、「テレマティクス」「文教」「現場」、「ヘルスケア・医療」といった、これまであまり実績がなかった分野においても、Dynabookは、地歩を固めつつある。

 たとえば、「現場」においては、モバイルエッジコンピューティングデバイス「dynaEdge DE200」やメガネ型ウェアラブルデバイス「AR100」との組み合わせ提案だけでなく、エッジ端末側でテータに対する高速処理を実現する「Dynabook Edge AIエンジン」を開発し、現場の課題解決を推進する現場DXプラットフォームとして提供。業務効率化と生産性向上も実現することになる。

 「DynaEdgeソリューションにより、手のひらサイズのWindowsデバイスであるDynaEdgeとスマートグラスを、現場作業者が身に着け、Dynabookが提供するアプリで現場作業を支援することができる。DynaEdgeソリューションを活用すれば、Edge AIエンジンで、カメラの映像の揺れを補正したり、対象物をトラッキングすることが可能になり、作業効率の向上、品質の向上が実現できる。現場作業者が作業をしながら、オンラインで遠隔の支援者から、指示を受けることも可能だ」という。

 Dynabookでは、これを「現場DX」と位置づけ、同社の強みが生かせる分野だとする。

 また、「文教DX」では、教員向けのデバイスや生徒向けのデバイスの提供だけに留まらず、DynaSchoolソリューションにより、教育分野におけるサービス充実度の向上を図るという。

 「様々なソリューションサービスとコンピューティングデバイスを、ワンストップでサブスクリプションサービスとして提供するためのクラウドポータルの準備もはじめている。ソリューションを生かすことができる様々なコンピューティングデバイスと、デバイスが生きるソリューションを高次元に融合した提案により、お客様に寄り添い、社会やお客様の問題解決に向けたDX提案を行い、社会に貢献。企業価値向上を追求していく」と語る。

 そして、「2022年は、5つの事業領域におけるソリューション戦略をベースに、各業界の知見を培い、市場拡大を図る。提供する社会価値を飛躍的に拡大し、グローバルで相乗効果を創出できるポートフォリオを展開していく」とする。

この記事をシェアしよう

週刊アスキーの最新情報を購読しよう

本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります

この連載の記事