UIが一新されてWindows 10と操作が変わった!
Windows 11が正式リリース!Windows 10からの移行で戸惑ったこと
ウィンドウは、角が丸くなり柔らかい印象になっている。それに合わせてアイコン類も一新され、シンプルで見やすくなった印象だ。特に、ファイルの種類によって色分けされているところは、小さなアイコンを表示したときの判別がしやすくなっている。このあたりは歓迎した変更点だ。
ただ、右クリックメニューがアイコンと文字の組み合わせで見やすくはなっているものの、アプリなどで追加されたメニューが「その他の表示オプション」を選択しないと表示されないのが面倒。しかも、別途従来タイプの右クリックメニューが表示されるので、操作もしづらくなっている。Windows 11対応アプリなら、右クリックメニューに入り込めるのかもしれないが、このあたりは改善してほしいポイントだ。
アプリの関連付けも、ますますやりづらくなっている。Windows 10では、ブラウザーやメール、フォトビューアーなどは、設定の「規定のアプリ」から簡単に変更できた。これが、拡張子やプロトコルごとに指定しなければならない。そのため、EdgeからChromeへ変更するのも一発ではできなくなっている。
設定はグッと整理された印象で、文字とアイコンを利用してWindows 10よりも見やすくなっている。ただ、整理されたことで「あれ?あの設定どこいった?」と最初のうちは戸惑うかもしれない。また新たな設定も追加されているので、このあたりも使い込んでいく必要はありそうだ。
こうした細かい点でWindows 10との違いがあるため、Windows 11に馴染むまでには意外と時間がかかるかもしれない。ただ、ウィンドウのスナップ機能とかディスプレー周りの設定、シンプル化に進んだUIなど、進化・改善された部分も多いので、慣れてしまったらWindows 10より快適に感じることは間違いない。
アップグレードは、「インストール アシスタント」を使うと、ダウンロード時間によるが光回線なら30分程度で完了するはず。約6年ぶりのメジャーアップグレードをぜひ味わってほしい。
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