Core i7-10875HにGeForce RTX 2080 Super with Max-Qは現時点で最新・最強
300Hzパネル搭載!CPUもGPUも最高クラスで勝利にこだわる方におすすめのRazer Blade 15アドバンストモデル
最新8コアCPUとモバイル最強のGPU。現在選べるモバイル最強クラスを実現
内部スペックに迫ろう。Razer Blade 15は、CPUにIntel第10世代Core i7-10875H、GPUにNVIDIA GeForce RTX 2080 Super with Max-Qを採用している。現時点で最新・最強と言える組み合わせだ。
Core i7-10875Hは8コア16スレッド対応で、動作クロックがベース2.3GHz、ターボ5.1GHzというスペック。4コアでは物足りなくなりつつある昨今のゲームタイトルも8コアのCore i7-10875Hなら余裕を持って対応でき、とくにターボ時の5.1GHzという高クロックは高いシングルスレッドパフォーマンスに寄与する。
GPUのGeForce RTX 2080 Superも、モバイル向けのGeForce RTXでもっとも高性能のモデルだ。CUDAコア数は3072基。たとえばGeForce GTX 1650などは1024基であり、GeForce RTX 2080 Superは単純計算でもその3倍だ。グラフィックスメモリもGeForce GTX 1650の倍、8GB搭載しているので最新ゲームをより高画質で楽しみたい場合でもメモリ不足が生じにくい。
デスクトップ向けでも同じ8コアCPU、同じGeForce RTX 2080 Super GPUがあるが、本製品に採用されているものは消費電力を抑えたモバイル向けのモデルだ。デスクトップ向けのCPUやGPUと比べれば消費電力が小さいとは言え、高性能なCPUやGPUはそれだけ大きな電力を消費する。単純にTDPで計算をすると、CPUが45W、GPUは150Wで合わせて200W近い。先に紹介したRazer Blade Stealth 13ではCPUとGPUを合わせても100W未満で、USB Power Delivery(USB PD)による電力供給が可能だったが、その倍となるRazer Blade 15ではその供給可能上限を超え、従来型のACアダプタが必要だ。
Razer Blade 15のACアダプタは出力が230W。さすがになかなか大きめのサイズだ。充電端子はUSB Type-Cではないが同じようにリバーシブル。そしてケーブルはナイロンスリーブのもので、ケーブルマネジメント用のシリコンバンドも備えている。本体だけでなく細部までもこだわり抜くのがRazerゲーミングノートPCの魅力だ。
こうしたハイエンドスペックを冷却しつつ、スリムなデザインを実現するためには冷却機構も当然ひとつ上のものが求められる。Razerは冷却へのこだわりも強い。たとえば一般的なゲーミングノートPCではCPUとGPUからヒートパイプを左右に伸ばし、デュアルのファンで冷却を行なう。Razer Blade 15のベースモデルは確かにその方法だ。しかしGPUがさらに強力なアドバンストモデルでは別の方法をとっている。ヒートパイプではなくベイパーチャンバーを用いた冷却機構だ。
ヒートパイプはパイプ内に触媒を封じ込め、発熱部では蒸発、冷却部では凝縮というプロセスで熱交換を行なう。ベイパーチャンバーも基本的な仕組みは同じだが、パイプ状ではなく平面状をしているのがポイントだ。パイプを曲げるという工程が不要で、自由な形が実現するため、冷却面積をより大きく、レイアウトにも自由度が生まれる。Razer Blade 15の解説写真を見ると、左右のファンの間のスペースは隙間なくベイパーチャンバーが占めていることが分かる。
このほか、メモリはCore i7-10875Hのサポート上限であるDDR4-2933で容量が16GB、ストレージは構成によってはNVMe SSDを1TB搭載している。先ほどインターフェースの紹介で見たとおり、本製品は有線LANを搭載していないが(ベースモデルはギガビット・イーサネットを搭載)、無線LANはWi-Fi 6に対応している。
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