価格.com×アスキー対談
2019年のデジタル製品トレンド、いま支持されているスマホ、PC、AV機器は?
スマホのブランド勢力図に変化が出た2019年
小林 まずは2019年のスマホ市場から。Android機は競争も激しく、支持されるブランドが大きく動く傾向があると思います。
鎌田 ここ数年、評価がとても大きく動いたブランドと言えばファーウェイです。価格.comでは一般的な認知より早い、3年ほど前からランキングの上位を占めるようになり、高感度層の支持を集めるようになりました。モデルチェンジが早く、高画質なカメラも搭載しており、昨年は低価格帯だけでなく、ハイエンドの価格帯でも、ランキング上位を占める状況が続いていました。中には5点満点中4.8点という高評価を得た「HUAWEI P10」といった機種もあります。今年前半も「HUAWEI P20 lite」が、2万円台のSIMフリーの機種として1位を独占しましたね。
小林 そんな状況が夏以降、少し変わってきましたね。
鎌田 後継機種の「HUAWEI P30 lite」も期待されていましたが、米中貿易摩擦などの影響もあり、夏以降変化が見られました。低価格スマホ市場はこれまで、ファーウェイとZenFoneシリーズのASUSが二強で、ファーウェイがASUSを引き離すという展開が続いていました。
ここにぽっかりと穴が空いてしまいました。代わりに台頭してきたのがOPPOです。まだ知名度は高くないですが、最近出た「OPPO Reno A」は、楽天モバイルの専売でありながら、突如ランキングのトップに躍り出るほどの人気機種になりました。こういった製品はあまり記憶にありません。3万円台半ばでこのスペックであれば価格破壊と言っていいですし、SIMフリー版の64GBモデルも投入され、その勢いはさらに続きそうです。
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