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プロデューサー&ディレクターの高橋宏典氏にもインタビュー

限られた手段で少女と意思を伝え合い、危機を脱せよ!VR脱出ゲーム「Last Labyrinth」試遊会レポート

スリル満点のデモプレイ

 この「Last Labyrinth(ラストラビリンス)」は今回の試遊体験会に留まらず、さまざまなイベントに出展されている。体験した人たちの感想は何度か目にしていたが、その多くが「怖い」というもの。特にカティアが罠に襲われる様が凄惨の極みであるとか……。

 筆者も戦々恐々としながら体験に向かったが、当日ガイドの方から、「グロテスクな表現はないので安心してください」と穏やかな一言。とはいえ、試遊会前日に本作のCEROレーティングが「D(17歳以上対象)」と記載されていたことで、疑心暗鬼になっていたのも事実だ。

 それが起因してか、試遊は「ガチャガチャ試行錯誤するのは厳禁」の信条を胸に、おっかなびっくりの進行に。目の前のスイッチひとつ押すのにも迷い、常に最悪の可能性を頭に浮かべながら周囲を見ては、指示を出した時も「これでいいの? 良かったの?」という迷いが抜けきれない始末。

 慎重に進めたのが功を奏したか、特に危険に晒されることもなく最初の部屋を突破。続く部屋は奇妙なパズルと睨めっこの末、解くことができた……と思ったら罠が作動! 一瞬「ヤバい!」と思ったが、杞憂に終わり、館の外へと脱出できた。

 だが、少しするとなぜか再び館の中に……。不思議に思いながら指示を出し、部屋から出ると「TO BE CONTINUED」と表示され、デモが終了。無事デモ部分はクリアできた、といったところで一安心。ひょっとすると「館から出た」のは幻か何か、あるいは“ループ”構造になっているのかもしれない。以降の探索で館の仕掛けやカティアの反応がどうなるのか楽しみだ。

また、試遊終了後、他の人がゲームオーバーになってしまう瞬間も見ることができたが……ガイドが事前に教えてくれた通り、残酷でこそなかったものの、逆に想像力を刺激する表現になっている。なるほど「怖い」という感想が多いのも納得だ。

後方から物騒な”なにか”が……

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