週刊アスキー

  • Facebookアイコン
  • Twitterアイコン
  • RSSフィード

Eクーポンで半額に近い10万円台に!第2世代Ryzen PRO搭載した「ThinkPad X395」の実力とは?

2019年09月10日 13時00分更新

第2世代AMD Ryzen 5 PROの性能はいかほど?

 ここからは、GPUにRadeon Vega 8 Graphicsを内蔵する4コア8スレッドAPUのRyzen 5 PRO 3500Uを搭載した「ThinkPad X395」のパフォーマンスを確認していこう。

Ryzen 5 PRO 3500UのCPU-Z

GPU-Zの結果。Radeon Vega 8 GraphicsのGPUコアクロックは1200MHzになっている

HWiNFO64で「ThinkPad X395」のシステムを確認。メモリーはDDR4 2400動作で、SSDはSAMSUNG製でSATAタイプとなっていた

第2世代Ryzen PROの性能に不満なし

 まずはCPU処理能力を確認できるベンチマーク「CINEBENCH」の「R15」と「R20」の結果からだ。

前バージョンになるが、スコア情報が豊富な「CINEBENCH R15」の結果

メニーコアCPU向けの最新バージョン「CINEBENCH R20」の結果

 両バージョンともにスコアは上々で、「R15」ではマルチスレッド642cb、シングルスレッド145cbを記録しており、マルチスレッドのスコアは、同じ4コア8スレッド動作になる第8世代の低電圧版Core i7シリーズのCore i7-8550Uを上回っている。「R20」も同様で、マルチスレッド1405cb、シングルスレッド366cbを記録している。

 続いてはシステム全体のパフォーマンスを定番ベンチマークの「PCMark10」で測定していこう。テストは誰でも利用できる無印を実行すると、総合スコアは3729と悪くない数値。各テストのスコアを見ると、日常使いや軽い写真の編集、RAW現像は問題なく快適に作業できるだろう。

「PCMark10」の無印テストの結果

 システムパフォーマンスに影響するストレージも「CrystalDiskMark」で見ていこう。結果は以下の通りで、SATAの上限値に近いアクセス速度になっている。日常使いには十分といえるが、より快適な操作性や読み書き速度を求めるなら、NVMeタイプにカスタマイズしよう。

CrystalDiskMark 6.0.2の結果。今回試したモデルのSSDはSATAタイプ。シーケンシャルリード530MB秒台、ライト490MB秒台になっていたが、「ThinkPad X395:パフォーマンス」は本来NVMe接続のSSDを備えるため、これよりも高速になる。最も安いThinkPad X395:スタンダードはSATA3接続なので、この結果に近い数値になるはずだ

この記事をシェアしよう

週刊アスキーの最新情報を購読しよう