第2世代AMD Ryzen 5 PROの性能はいかほど?
ここからは、GPUにRadeon Vega 8 Graphicsを内蔵する4コア8スレッドAPUのRyzen 5 PRO 3500Uを搭載した「ThinkPad X395」のパフォーマンスを確認していこう。
第2世代Ryzen PROの性能に不満なし
まずはCPU処理能力を確認できるベンチマーク「CINEBENCH」の「R15」と「R20」の結果からだ。
両バージョンともにスコアは上々で、「R15」ではマルチスレッド642cb、シングルスレッド145cbを記録しており、マルチスレッドのスコアは、同じ4コア8スレッド動作になる第8世代の低電圧版Core i7シリーズのCore i7-8550Uを上回っている。「R20」も同様で、マルチスレッド1405cb、シングルスレッド366cbを記録している。
続いてはシステム全体のパフォーマンスを定番ベンチマークの「PCMark10」で測定していこう。テストは誰でも利用できる無印を実行すると、総合スコアは3729と悪くない数値。各テストのスコアを見ると、日常使いや軽い写真の編集、RAW現像は問題なく快適に作業できるだろう。
システムパフォーマンスに影響するストレージも「CrystalDiskMark」で見ていこう。結果は以下の通りで、SATAの上限値に近いアクセス速度になっている。日常使いには十分といえるが、より快適な操作性や読み書き速度を求めるなら、NVMeタイプにカスタマイズしよう。
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