アユート森田氏と改造バカ高橋氏がMOD PCに関するトークセッションを行なう
MOD PCに関するセッションには、PCパーツ代理店アユートの森田健介氏、DOS/Vパワーレポート誌に「改造バカ」の連載をしていることで知られるテクニカルライターの高橋敏也氏が登壇して、AMDの佐藤氏をモデレーターとしてMOD PCに関するトークセッションが以下のように行なわれた。(以下継承略)
高橋 MOD PCのMODとはmodificationの短縮形で、作る人をモーダーとかモッドビルダーと呼んでおり、世界的には今ではそのプロがいるぐらいまで広がっています。最初はファンをスゴクしたりとかおとなしくやっていましたが、そのうちオリーブオイルに全部付けたりとか、今は某清水君(オーバークロッカーの清水貴裕氏)みたいに液体窒素で冷やしますが、当時はドライアイスで冷やすとかにチャレンジしていました。思い立ったら全部やってみるというものです。
佐藤 DOS/Vパワーレポート誌でも、さまざまなトライをされていましたよね?
高橋 昔はDOS/V Magazineとかで真面目な記事をやっていましたが、今ではそちらの方が多いかな。ライターとしては30年ぐらいやっています。
森田 そういう記事を子供の頃読んでいました(笑)。初めの頃の改造は元々は普通のケースではないのに入れることから始めました。2001年ぐらいにどこかの雑誌で行なわれた変わったPCのコンテストで、アクリルでコンパクトなPCを作ったのが始まり。その後スーファミにMini-ITXのマザーボードを入れたり、ゲームボーイにPico-ITXを入れてみたりしました。昨日、これまで何台作っているのだろうと数えてみたら20台を超えていました、そろそろネタがなくなってきているんですよね。
高橋 初めての人はぜひ段ボールに入れて欲しい。(佐藤氏の火事が危ないでしょというツッコミに)火事にだけは気をつけて欲しい(笑)。その次は木かな、あ、そっちも燃えやすいので注意(笑)。今日はゲーミングPCに興味がある人が集まっていると思いますが、市販のPCのスペックに不満がある人などにもオススメです。特にRadeon VII、Radeon VII、Radeon VII(3回続けて強調)がオススメだ(笑)
森田 まずはPCをバラすところから始めると思いますが、組み立て直すと大抵ネジが余ります(笑)
高橋 なので自分のPCはネジフリーです、段ボールだし(笑)。MOD PCもだんだんと机を見たり、椅子を見るとそこにどうやってPCを組み込むかを考えるようになります。水を見たら水の中に入れたいと考えて樹脂を固めるようにしてトライしましたが、樹脂が固まると基板がゆがんで動かなくなってしまった(笑)
森田 MOD PCで大変なのは金属やアクリルの加工。いい工具を持っていると簡単だし、業者さんに頼むのが楽なのですが、そこを自分でやるというのが醍醐味です。昔X68000(1987年にシャープが発売したPC)の筐体に発熱が大きいCPUを組み込んだ時は、金属板に穴を開けるのが大変で、それに数時間かかりました。
佐藤 今回作った「AMD50周年MOD PC」を説明して貰えますか?
高橋 資料をさっき作っていましたね(笑)
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