週刊アスキー

  • Facebookアイコン
  • Twitterアイコン
  • RSSフィード

Galaxy S6 edgeの韓国版を即購入メシウマなカメラや急速充電など詳細レビュー

2015年04月14日 21時30分更新

 4月8日の“Galaxy World Tour 2015 TOKYO”で日本発売が正式発表されたサムスンの2015年フラグシップモデル『Galaxy S6 edge』と『Galaxy S6』。日本での発売は4月23日ですが、グローバルでは4月10日にひと足早く発売となっています。さっそくその販売初日に韓国でGalaxy S6 edgeをゲット。改めてその魅力に迫ってみます。

山根博士Galaxy S5 edgeの韓国版を買う
↑サムスンのショールーム“d’light shop”。

 販売初日にやってきたのはソウルのカンナムにあるサムスンの直営店舗“Samsung d’light shop”。韓国では前日に発売ベントが開催されていたこともあり、販売初日の店舗も普段よりも人が多い程度の静かな滑り出し。とはいえ真ん中のGalaxy S6とGalaxy S6 edgeの展示コーナーは、オフィス街の午後ながらも常に人だかりがしている状況でした。

山根博士Galaxy S5 edgeの韓国版を買う
↑Galaxy S6とGalaxy S6 edgeの実機を大量展示。

 販売国ごとにS6とS6 edgeの本体カラーは異なります。韓国ではS6のブルーとS6 edgeのグリーンは来月発売予定。前評判の高いS6 edgeグリーンは実は日本のほうが先に発売されるのです。なお、展示コーナーではS6 edgeのほうが圧倒的に人気でした。エッジスクリーンを採用したデザインもさることながら、実際に両者を持ち比べてみるとS6 edgeのほうがスリムに感じられます。今まで4インチ台の製品を使っていた人も、S6 edgeならほぼ同じホールド感なので移行しやすいでしょう。

山根博士Galaxy S5 edgeの韓国版を買う
↑純正ケースもずらりと用意。

 また、本体を買ったらケースも欲しいところですが、この店舗では実は製品販売前からケースだけを先行販売していたそうです。カラバリも豊富、フリップタイプやクリアケースなど種類も複数。とはいえ、質感が高まった新型Galaxyは裸で持って自慢したいところ。どのケースにしようか、あるいはケースなしにしようか、悩ましいところです。

山根博士Galaxy S5 edgeの韓国版を買う
↑Galaxy S6 edgeゴールドプラチナを購入。

 今回はS6 edgeの金色(ゴールドプラチナ)を入手しました。パッケージは最近の木目調のものとは異なり、シンプルな単色のものに変更。どことなく高級感がありますが、ゼロから再開発した新しい製品という意味合いもあるのでしょう。

山根博士Galaxy S5 edgeの韓国版を買う
↑海外版にも日本語ロケールがあった。

 電源を入れてみると、ロケール一覧に日本語もありました。過去の機種ではグローバル版には日本語なし、なんてことがあったのですが、どうやらそれもなくなった模様。これは韓国版ですが、台湾版などでも日本語は入っているようです。欧米版などにも入っていることを願いたいですね。

山根博士Galaxy S5 edgeの韓国版を買う
↑美しさに素直に感服。

 背面もガラス仕上げのS6とS6 edge。そのガラスの下に光学フィルムを入れていますが、その仕上がりは非常に美しく今までのGalaxyシリーズとは全く違う出来栄え。素直に「いいなぁ」と思えます。

山根博士Galaxy S5 edgeの韓国版を買う
↑エッジスクリーンのぬるぬる感は病みつきになる。

 両側面が曲面となったGalaxy S6 edgeのエッジスクリーン。角が取れているため、握ってみると本体幅は体感的にひと回り小型のディスプレーモデルのように感じられます。また、画面を左右スクロールする際はエッジの端から指先を滑らせることができるため、ぬるりと画面をめくるような感じが心地よいです。

山根博士Galaxy S5 edgeの韓国版を買う
↑マルチウィンドウで大画面を生かせる。

 MWC 2015や日本での発表会では細かい機能の説明がありませんでしたが、GALAXY Note Edgeなどに搭載されているマルチウィンドウにも対応しています。5.1インチのディスプレー内に複数の画面を表示できるなど、結構便利な機能なので残っていてよかったです。

山根博士Galaxy S5 edgeの韓国版を買う
↑ピープルズエッジは新たな機能。右上が非登録者からの着信時。右下が青色に登録した人からの着信時の様子。

 また、エッジスクリーンを右上から中央にスワイプすると利用できる“ピープルエッジ”機能もなにげに便利です。ショートカットとして5名の友人や家族を登録でき、即座に電話をかけたりメールを送信できます。また、本体を裏返しにしておくと、登録した5名からの着信はエッジスクリーン部分にそれぞれに登録された色が点滅して教えてくれるので、誰からかかってきた電話なのかがすぐにわかります。

山根博士Galaxy S5 edgeの韓国版を買う
↑起床後10分の急速充電で、午前中も安心。

 そして、急速充電にも対応。酔っぱらって帰宅してしまい寝る前に充電を忘れてしまっても、朝起きて10分間充電するだけで午前中に使うぶんくらいの電力を充電できます。試しに12%の残量から10分間充電したところ、25%まで充電されました。これなら会社に行くまで十分もちますね。

山根博士Galaxy S5 edgeの韓国版を買う
↑カメラが楽しい! 0.7秒のクイック起動。

 さて、S6とS6 edgeで最もアピールされているのがカメラ機能です。ホームボタンをダブルタップすると最短0.7秒でカメラが起動。ロック画面中でもアプリを使っている時でも、いつでもカメラを即座に利用できるのです。これは高容量かつ高速なメモリーを搭載したことから実現できたといいます。アプリ一覧でカメラアイコンを探したり、カメラボタンを長押しする必要はなし。ここまで簡単にカメラが起動すると、今まで以上にカメラを使いたくなってしまうでしょう。

山根博士Galaxy S5 edgeの韓国版を買う
↑“Proモード”は本格的な撮影も可能。

 モード切替により“Pro”、“パノラマ”、“スローモーション”など様々な撮影を楽しめます。従来モデルは使う頻度の少ないモードなど切り替えオプションが多すぎ結局それらを使う人はほとんどいなかったでしょう。

 S6とS6 edgeはその点もつくり直されており、よく使うようなモードのみを搭載しています。ブツ撮りなどにも便利そうなのがこのProモードで、ピントやISOやホワイトバランスを手動で変更可能。かなり凝った撮影も可能です。

山根博士Galaxy S5 edgeの韓国版を買う
↑作例1。とっさに見かけたビルの夜景(画像はオリジナルを縮小)。

 とはいえ、通常は自動モードにしておけば普通にキレイな写真が撮影できます。F値1.9と明るいレンズなので夜景もしっかり撮れます。試しにバスを降りて目の前にあったキレイな高層ビルの夜景をパチリと1枚撮ってみました。「カメラアプリをタップして」なんて考える必要なく、ホームボタンのダブルタップでカメラが起動するのは楽でいいですよ。

山根博士Galaxy S5 edgeの韓国版を買う
↑作例2。メシウマ写真も簡単に撮れる(画像はオリジナルを縮小、トリミング)。

 また、カメラをよく使うシーンは食事のときですよね。でも、料理が来て食べようとした時に「ちょっと待って、撮影するから」と待たされることもありますよね。その点もS6とS6 edgeならホームボタンから一瞬でカメラが起動、すぐ撮影できるのです。室内でもキレイに撮影できる&即座に撮影で食事を中断させないのはうれしい限り。

山根博士Galaxy S5 edgeの韓国版を買う
↑指紋認証はようやく使えるものになった。

 ホームボタンには指紋認証機能も搭載しました。GALAXY Note Edgeなどにも搭載されていましたが、指先を上下にスライドさせるタイプで使い勝手はあまりいいものではありませんでした。S6とS6 edgeではようやく指先を乗せるだけの認証に変更、認識率も高くワンタッチでのロック解除が可能になりました。

山根博士Galaxy S5 edgeの韓国版を買う
↑今までにはない快感を味わえるGalaxy S6 edge。

 ほかにも細かい機能がバージョンアップしていますが、いずれも機能そのものではなくスマホとしての使いやすさがアピールされています。ハイスペックな性能は機能を満載するためではなく、操作性を快適にするためのものなのです。しかも、金属とガラスで覆った高級感あふれるボディーは、今までのGalaxyシリーズと思って触れてみると「これが同じメーカーの製品なのか?」と驚いてしまうかも。そして、世界初のデュアルエッジスクリーンは見た目だけではなく使い勝手も高めています。Galaxy S6 edgeは久しぶりにワクワクできるスマホだと思いますよ。

●関連サイト
Galaxy S6シリーズ公式サイト


5Gに向かって羽ばたけ! 何かが付いてる|最新号

 なお、好評発売中の『週刊アスキー4/28号 No1025』ではGalaxy S6 / S6 edgeに関わるちょっとした仕掛けが施してあります。該当記事に加え、S6 / S6 edgeが対応しているLTE-Advancedの速度調査特集もありますので、ぜひ各書店、コンビニ、駅売店などでお手にとってご覧ください。

週刊アスキー
Amazonで購入は表紙をクリック
この記事をシェアしよう

週刊アスキーの最新情報を購読しよう