本連載では、Macの「ターミナル」アプリにdefaultsコマンドを入力して、OS Xの隠し設定を引き出す方法をご紹介しています(関連記事はこちら)。
書類を選択してスペースキーを押すと、アプリを起動することなく書類の内容をプレビューできる「QuickLook」。OS X 10.5 Leopardで登場したFinderの機能ですが、いまやOS Xに欠かせない機能のひとつです。
その目的はあくまで「内容の確認」ですから、変更は加えられません。範囲指定できませんから、文字列をコピーすることもできませんね。
しかし、以下のとおりdefalutsコマンドを実行すれば、WordやPDF、プレインテキストファイルをQuickLookしたとき、文字列の選択/範囲指定とコピー(「Command」+「C」キーを押す)が可能になるのです。
defaults write com.apple.finder QLEnableTextSelection -bool true [enter]
killall Finder [enter]
一度Finderが再起動します。次にテキストファイルをQuickLookで開くと、範囲指定が可能になっています。
続いて、元に戻します。
defaults delete com.apple.finder QLEnableTextSelection [enter]
killall Finder [enter]
まさに「痒いところに手が届く」機能です!
ほかにも、「OS X Mavericks対応 defaultsコマンド活用術 I」では、OS Xの隠し設定を引き出すための必須コマンドを紹介しています。AmazonでKindle版が好評発売中です(外部サイト)。
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