2011年10月17日23時09分

au版iPhone 4Sの1台持ちに待った!

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 au版とソフトバンク版の通信速度比較に関心が集まっています。場所や時間によりけりなので一概には言えませんが(調査にぜひご協力ください)、メール機能に関してはソフトバンクに一日の長があります。そして、このメール機能の差が、一般の(いまこの文章を目にしていないような)人たちには大きな意味がある、とアックン・オッペンハイマーは述べています。

 ご存じの通りau版iPhoneはまだMMSが利用できません(それに伴いiMessage、FaceTimeが未対応です)。来年早々にサポートが約束されているものの、今iPhoneを1台持ちとした場合、通常のケータイをお持ちの方と急ぎのメールをやりとりすることが困難になってしまいます。SMSが他キャリア間利用可能になったためCメールである程度は代用できますが、字数制限や添付非対応、価格も(他キャリアへの送信は)割高と、常用には厳しい面もあります。

 もう3年も前に『iPhoneメールは鬼門』という記事を書きました(このころPLUSは試験運用だったので記事もふざけててお恥ずかしい……今もそう変わりませんケド)。ソフトバンクがiPhoneを導入したときもMMSはサポートできず、IMAPベースで利用できる“Eメール(i)” を開始。現在auの状況とよく似ていたのですね。しかし、違う点もあります。

 ソフトバンクのEメール(i)は登場した際、PCメール扱いだったのでケータイに送るには相手側が“フィルタリング”を行なっていないという条件がありました(のちにケータイメール扱いに変更)。また、アドレスは“i.softbank.jp”という特殊なドメインを別途用意したのです。

 auのEメールは“ezweb.ne.jp”ドメインなので、もともとケータイメール扱いとなり、フィルタリング云々を考える必要はありませんし、機種変の人もメアド変更を伝える必要がありません。ただ、ソフトバンクのEメール(i)が当初から“プッシュ通知”に対応していたのに対し、auのEメールは“15分に一度の通知”となっています。また、現時点では絵文字を完全にはサポートしてません。

プッシュはない ケータイメアドとして利用可能
au_iPhone au_iPhone
↑15分に一度チェックし、メールが届いていると(デフォルトでは)“フォーン”というカンジで音が鳴る。アイコンバッチで件数を表示。いわゆるPCメール扱いと同じだ。 ↑絵文字は未対応だが、ケータイアドレスと問題なく送受信が可能。添付もオッケー。

 ソフトバンクがiPhoneのMMSをサポートするまでに、Eメール(i)は最初からプッシュ通知、追ってケータイメール扱い&絵文字対応と進化を遂げました。個人的な意見ですが、コンペティター無しにこれを早期に実現できたのは、孫社長の手腕ならではと思います。
 

ソフトバンクのEメール(i) 絵文字もバッチリ
au_iPhone au_iPhone
↑メールを受信したことしかわからないものの、プッシュ通知に初期から対応。 ↑MMS対応までのつなぎとしては完璧な進化を遂げた。

 私はソフトバンク版iPhoneのMMS対応後、Eメール(i)サービスは初期ユーザーのみへの提供に切り替わるかと思ったのですが、依然、新規契約者にも提供されています。これはメリットもデメリットもあるように思います。デメリットからいうと、やはりメールが2種類あるということでユーザーに混乱を招くと思うのです(ショップの説明員もたいへんそうです)。Eメール(i)はプッシュ通知の仕様上、誰かから来たということしかわからず、追ってメールアプリで受信しなくてはならないため、MMS提供後にこれをメインに使う人は少ないのではないでしょうか。とはいえ、現在ホットスポットサービスのIDとしても使われていますし、設定アプリ(厳密にはファイル)なども出ているので敷居は十分下がったとは思います。

 メリットは、PCから送受信も可能なケータイメアドとして非常に特殊な存在という点です。これはキャリアが認めている使い方ではありませんが、Androidなどでも使えるため、とくにマニアの間ではウケがいいようです。

 現在、auのEメールもIMAPによる設定のため、PCのメールソフトで同じように設定すれば使えてしまうようです。追ってMMSが提供された際、同じメールアドレスを利用するはずですから、こちらのサービスは停止になる可能性も高いでしょう。いずれにせよ、ユーザーがキャリアから提供されるメアドはひとつというのは、ユーザーにもメールをやりとりする相手にも面倒がありませんね。
 

しくみはIMAPメール
au_iPhone
↑IMAPメールそのもので、同じようにPCで設定すれば使えてしまう。ただし、ソフトバンクのように別ドメインを用意しておらず、サービスごと切り替えになる可能性が高い。

 現状でもGoogleやiCloudのメールサービスならプッシュ対応していますから、よくやりとりする相手に明確にフィルタリング解除の指示ができるのであれば、auのiPhone 4Sを1台持ちにしても、そう不自由はないかもしれません。TwitterのDM、Facebookのメール機能がメインという方もしかり、です。上級者なら、プッシュ対応のサービスに転送するという手もあるでしょう。

 しかし、ご両親やITリテラシーの高くない友人など(通常のケータイ)とやりとりの機会が多い場合、これらの方にフィルタリング解除を指示するのは現実的ではないですよね。それにiPhoneのSMSとMMSが融合されたメッセージアプリの使い勝手は、メールアプリではなかなか代用の利かない魅力があります。

 まぁジャイアン鈴木さんのように複数ケータイをお持ちの方には関係のない話ですが、一般的にはauがMMSをサポートした時点で、スタートラインに両者が並ぶと考えていいのではないでしょうか。もし、本当にauがiPhoneのシェアでソフトバンクに挑む気なら、MMS対応まで時間をかけてはダメだし、年内にも現状(IMAPベース)のEメールでプッシュ通知、絵文字への対応は最低限、必要と考えます。

auの頑張りに期待!
au_iPhone
↑写真はソフトバンク版のメッセージアプリ。件名が入る、写真添付ができる点が現状Cメールのみとau版との違い。ショートメッセージ(バンクの場合SMS)とのシームレスな切り替えがau版でも可能なのか、別アプリとなるのかは不明だ。

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