映画監督も絶賛する作業効率。MSI、クリエイター向け最新AIステーション&34インチQD-OLEDモニターを発表
2026年10月30日 10時15分更新
エムエスアイコンピュータージャパン(MSI)は10月28日、新製品発表会を開催した。
本発表会では、急速に拡大するローカルAI需要とプロのクリエイティブワークに応える最新ハードウェアがお披露目された。
セキュアなローカルLLM環境を実現する「PRO MAX EDGE AI+ 11M-008JP」
11月5日より発売される「PRO MAX EDGE AI+ 11M-008JP」は、わずか4Lという超コンパクトな筐体に先進のAI処理性能を詰め込んだAIステーションである。
CPUには16コア32スレッドの最新プロセッサー「AMD Ryzen AI Max+ 395」を搭載。
特徴は、128GBのユニファイドメモリを備えている点である。最大96GBまでVRAMとして割り当てることが可能で、機密データを外部クラウドに送信することなく、120B(1,200億)パラメータクラスの大規模言語モデル(LLM)をローカル環境でセキュアかつ高速に実行できる。
さらに2TBの大容量SSDと最大4画面出力に対応し、省スペース設計ながら高い拡張性を確保。
同社の測定では高負荷(AI処理)時でも消費電力200W未満という優れた省電力性を実現しており、現場におけるAI運用を強力に支援する。
【主要スペック】
CPU:AMD Ryzen AI Max+ 395(16コア32スレッド / 3GHz–Turbo 5.1GHz)
メモリー:128GB LPDDR5X ユニファイドメモリ(最大96GBまでVRAM割り当て可能)
ストレージ:2TB SSD(M.2 NVMe、専用空きスロット×1あり)フロントインターフェース:USB4(40Gbps)×1/USB 3.2 Gen2 Type-A ×2/オーディオコンボジャック ×1/SDカードリーダー(UHS-II)×1
リアインターフェース: USB4(40Gbps)×1/HDMI 2.1 ×1/DisplayPort 1.4a ×1/USB 3.2 Gen2 Type-A ×1/USB 2.0 Type-A ×2/2.5Gbps有線LANポート ×1/オーディオコンボジャック ×1
ネットワーク:2.5Gbps有線LAN(Realtek RTL8125B)、Wi-Fi 7(IEEE802.11be対応)、Bluetooth 5.4
製品サイズ:幅97.5×奥行188.4×高さ248.5 mm
重量:約3.1kg
QD-OLEDがプロのクリエイター向けディスプレー「PRO MAX 341QPXW14G」
クリエイティブワーク向けに開発された34インチフラットウルトラワイドディスプレー「PRO MAX 341QPXW14G」も紹介。
本機は大きな特徴として「5層タンデムOLED」構造を採用した第5世代QD-OLEDパネルを搭載し、従来の有機ELと比較して輝度が30%向上(ピーク輝度1300nit)。
サブピクセルには「RGBストライプ構造」を採用することで、従来の有機ELで課題とされていた文字のにじみを解消し、フォントの可読性を飛躍的に高めている。
さらに、黒レベルを40%高め耐傷性を2.5倍に強化した「ダークアーマー・フィルム」や、映り込みを徹底的に抑える「VisiClarity」コーティングを施した。
macOSに対応したユーティリティ「MSI M-Mate」による「M-Colorモード」や、最大3台の機器を1組のキーボード・マウスで操作できる「3デバイスKVM」、NPUベースのAI Care Sensorで離席を検知し焼き付きを予防する「MSI OLED Care 3.0」など、作業効率と信頼性を極限まで高める機能が満載である。
【主要スペック】
ディスプレー:34インチ/アスペクト比 21:9(フラット型)/UWQHD(3440×1440)/144Hz/0.03ms(GTG)/300nit(ピーク時 1300nit)
パネル方式:第5世代 QD-OLED(ノングレア / VisiClarity処理)
色域カバー率: sRGB 99.8% / AdobeRGB 97.4% / DCI-P3 99%(表示色:約10億7,300万色
製品サイズ:約幅818×奥行201×高さ550mm
重量:約8.6kg
スタンド調整:高さ調整 0〜150mm/チルト -5°〜20°/スイベル -30°〜30°
インターフェース:HDMI 2.1 (HDCP 2.3) ×2/DisplayPort 1.4a (HDCP 2.3) ×1/USB Type-C(DP Alt mode, USB PD 98W給電対応)×1/USB Type-C(DP Alt mode)×1/USB 3.2 Gen 1 Type-A(USBハブ)×4/USB 3.2 Gen 1 Type-B(PC接続用)×1/ヘッドホン出力 ×1
スピーカー:3W + 3W 内蔵
映画監督・かとう氏が語る「クリエイター視点でのリアルな質感と作業効率」
発表会後半では、ミュージックビデオや実写ドラマを手掛ける映像監督/アートディレクターのかとうみさと氏が登壇し、実際の映像制作現場における新ディスプレーの活用感についてのトークセッションが行われた。
監督は、普段は「Mac Studio」と「Premiere Pro」を使用し、企画・絵コンテ・撮影から編集までを自ら手掛けるという。
34インチウルトラワイドの作業空間について「従来は16:9画面で編集しつつ横のノートPCで確認していた修正指示書やメモを、ウルトラワイド1台の編集画面の横にそのまま並べて表示できるため、作業効率が劇的に上がった」と語った。
また、画質面については「黒のグラデーションが綺麗で奥行きがあり、素材感や質感、色彩が極めて鮮明。スマホやPCなど、視聴者が実際に観る環境に近い色味を正確に確認できるため、作品のクオリティを高める上で非常に心強い」と評し、完成度の高さを語っていた。
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