GMO熊谷代表、不正アクセスで謝罪 事前に弱点指摘も防げず
2026年10月26日 09時20分更新
GMOインターネットグループ代表の熊谷正寿氏は10月25日、「お名前.com デスクトップクラウド」への不正アクセスを受け、自身のブログで利用者や関係者に謝罪した。サービスのセキュリティについて社内のホワイトハッカーが事前に改善課題を指摘していたものの、組織として十分な防御につなげられなかったと説明している。
お名前.com デスクトップクラウドは、クラウド上のWindows環境を遠隔操作できるサービスで、FXなどの自動取引ツールにも利用されている。運営するGMOインターネットは10月24日の第4報で、システムにセキュリティ上の問題があり、不正アクセスと利用者情報の外部持ち出しを確認したと公表。一部の利用者から、取引口座で身に覚えのない取引があったとの報告も受けている。
ホワイトハッカーは、システムの弱点を見つけて防御に役立てる専門家。熊谷氏によると、現場チームは事前の指摘を受け止め、対策を進めていた。だが、サービスを継続して利用できる状態への影響や、ほかの対処事項との優先順位を考慮して慎重に進めた結果、対応の深さと速さが十分ではなく、攻撃者に隙を突かれたという。
なお、GMOインターネットでは契約中の利用者に一律5000円の見舞金を支払い、不正アクセスに起因すると認めた不正取引の実現損失を別途補償する方針だ。被害を受けたシステム基盤とは異なる、独立した新たな基盤上の代替サービスを用意し、移行後6ヵ月間は無償とする。
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