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タイムシフトマシン搭載レグザのフラッグシップ機が登場、Mini LEDの「Z9」と有機ELの「X9」とのツートップ

2026年10月08日 10時00分更新

 TVS REGZAは10月8日、4K有機ELレグザ「X990S(X9シリーズ)」と4K Mini LED液晶レグザ「Z990S(Z9シリーズ)」の2機種を発表した。10月16日の発売予定で、価格はすべてオープンプライス。

75Z990S

65X990S

 新製品のラインアップと予想実売価格は以下の通りだ。

【4K Mini LED 液晶レグザ Z990S(Z9シリーズ)】

85V型(85Z990S):88万円前後
75V型(75Z990S):66万円前後
65V型(65Z990S):55万円前後

【4K 有機ELレグザ X990S(X9シリーズ)】

65V型(65X990S):68万2000円前後
55V型(55X990S):55万円前後

タイムシフトマシン搭載レグザの最上位モデル

 2026年のレグザは、RGB Mini LED液晶テレビを広範に展開し市場を牽引してきたが、シリーズの代名詞とも言える「タイムシフトマシン」を搭載したハイエンドラインナップについては、RGB Mini LED液晶とは異なるアプローチでの高画質化に取り組んでいる。

 レグザ最大の特徴とも言えるタイムシフトマシンは、2009年に登場した「CELLレグザ」で初搭載されて以降、脈々と受け継がれてきた全録機能であり、レグザのセールスポイントのひとつとして長年親しまれている。

 同社が実施したテレビ買い替え時の動向アンケートによれば、タイムシフトマシン搭載モデルを使用しているユーザーの87.4%が「次もリピートしたい」と回答しているという。

 さらに、1日あたりの放送視聴時間を比較すると、タイムシフトマシン使用者は非使用者に比べて約1.7倍も長くテレビを楽しんでいることもわかった。「一度使えば次も必ず選びたくなり、見たい番組をもっと自由に楽しむようになる」という高い満足度が数字に表れている。

 新製品でも、新世代の映像処理エンジン「レグザエンジンZRα」とタイムシフトマシンの組み合わせで、より充実したテレビ体験を提供する。

Z9シリーズは電源の見直しで、輝度が大幅にアップ!

 液晶レグザのフラッグシップとなるZ990S(Z9シリーズ)の最大の特徴は、新開発の「高輝度ファインMini LED液晶」パネルを搭載した点だ。バックライトの電源システムを根底から見直し、全白映像において従来モデル比で最大1.4倍の高輝度化を実現した。液晶パネルには低反射ARコート、ワイドアングルシート、ワイドアングル液晶パネルを採用しており、斜めから見てもコントラストが低下せず、鮮やかな映像を楽しめる。

Z990Sは65〜85V型の3サイズ展開だ。

 また、「Mini LED光景再現AIシーン高画質」により、AIがシーンを識別し、太陽光が降り注ぐ場面でもより明るい太陽の輝きを感じられるよう調整する。これまで画面全体が明るいシーンでのピーク輝度ブーストは困難とされてきたが、新たに搭載した「Mini LED光景再現輝度ブースト」によりこれが可能となり、まばゆさや日差しの強さの再現性が向上している。

 動画応答性にも優れており、「アドバンスドクリアスムース」がエリアごとに黒映像を挿入して動きの速い映像の残像を低減する。シーン全体を把握し、明るいエリアでは輝度をアップして黒挿入時間を短く、暗いエリアでは輝度を抑えて黒挿入時間を増やすといった細かく制御する。さらに「リアルブラックエリアコントロールPRO」により、細分化されたエリアごとにLEDの点灯時間に加え、電流もダイナミックに制御する。花火の映像などでは、明部エリアに電流を供給して輝きを再現し、近傍の暗部エリアでは電流を抑制して引き締まった黒を表現することで、高いコントラストと広いダイナミックレンジを両立させている。

X9シリーズは放熱パネルを強化、有機ELでも明るい!

 一方、有機ELフラッグシップのX990S(X9シリーズ)は、新世代の「RGBタンデム有機ELパネル」を採用している。ポイントは、独自開発の「ダブルアルミ高放熱システム」の搭載だ。従来は放熱用の樹脂層とアルミ背面カバーの組み合わせだったが、本機では放熱アルミ層とアルミ背面カバーという2層のアルミによる放熱構造へと変更された。

X990Sは55〜65V型の2サイズ展開だ。

 この新機構により、有機ELが苦手としていた全体が明るいシーンにおいても、より高い輝度を表現できるようになる。輝度は従来比で1.3倍に向上した。さらに新開発の「アドバンスドARコート」により外光の映り込みが半減し、引き締まった黒と色鮮やかな高画質を実現している。「有機EL光再現AIシーン高画質」機能が、光り輝く夜景シーンなどで夜空の星や夜の街の輝きを描き出し、きらびやかな映像を再現する。

パネルの進化に合わせて高画質化エンジンも進化

 高画質化のための機能も進化している。「AIシーン高画質PRO」は、ライブ、太陽光が降りそそぐ光景、夜景、花火/星空、ゴルフ/サッカー、リング競技、アニメなどにジャンルを拡充した。

 「ネット動画ビューティPRO」は、ジャンル情報のないネット動画でもAIがコンテンツの種類(ビデオ、フィルム、デジタルアニメ、セルアニメなど)を自動判定して最適化する。AIがフィルムグレインを検出し、コンテンツに合わせてノイズを抑えるほか、アニメ映像には「アニメビューティーPRO」で高画質化する。また、HD解像度までの配信動画には3次元高画質化処理をあえて2回繰り返すことで、ノイズが少なく高精細な映像を再現する。

 「地デジAIビューティPRO」では、クラウド上の映像調整パラメーターを使用するクラウドAI高画質テクノロジーが進化し、現在65分類の詳細ジャンルと328タイトルの個別番組に対応している。また、「AIナチュラルフォーカステクノロジーPRO」により、AIが人物の顔や衣装などの被写体を把握し、高精細で立体感のある映像に仕上げる。ダイナミックレンジの拡大により奥行き感も向上している。

 室内環境に適応する「おまかせAIピクチャーPRO」は、新たに「明るさ検出感度調整メニュー」を追加した。スポットライトを使ったような照明環境でも高精度な検出が可能となり、夜のリビングでは見やすく優しい画質に、日中の明るい部屋ではくっきり鮮やかな画質へと自動調整する。また「かんたん調整」により、マスターモニター調のナチュラルや色鮮やかなビビッドなどを好みに合わせて簡単に選べるようになっている。

音響もまたフラッグシップレグザの魅力

 音質面ではともに5.1.2chの立体音響に対応する。Z9シリーズは13個のスピーカーを150Wのマルチアンプで駆動する「重低音立体音響ZIS」を搭載し、X9シリーズは18個のスピーカーを180Wで駆動する「重低音立体音響XIS」を搭載する。

 X9シリーズの低音域はパッシブラジエーター採用のバズーカウーファーで強化した。両機ともに新開発のタイムアライメントアルゴリズムにより明瞭度がアップしている。「新AI快適リスニング」はAIで音声と環境音を分離し、スタジアムの歓声に対してサラウンド効果を適応するなど臨場感を高める。

 20バンドのイコライザーやラウドネスオプティマイザーも搭載。テレビとレグザサウンドシステムを同時駆動させる「シンクロドライブ」により、映像と音が一体化したサウンドも提供する。

レグザインテリジェンスの進化にも注目

 使い勝手を向上させる「レグザインテリジェンス」の機能も強化された。「パーソナルざんまいスマートアクセス」はプロフィール切り替え機能を装備し、声紋認識により声で話しかけるだけで自分に合ったメニューを表示できる。「パーソナル番組ガイド&録画リスト」と組み合わせることで、家族それぞれに合った画面を表示可能だ。

 また、タイムシフトマシンを視聴しながらネット動画やスマホからのミラーリング映像を楽しめる「タイムシフトマシン対応ダブルウィンドウ」も搭載。「インフォメーションウィジェット」は、ミリ波レーダーによる認識で、テレビに近づくだけで天気やニュースが自動表示され、タイムシフトマシンに記録した注目シーンやおすすめ番組をすぐに再生できる。「AIボイスナビ」を使えば、自然な会話のスタイルで見たい番組やシーンを探して再生することも可能だ。

リモコン強化、画面サイズセレクト機能も搭載

 リモコンにはネット動画のダイレクトボタンとマイチョイスボタンを装備。AirPlay 2とスクリーンミラーリングに対応し、スマホやパソコンの画面をワイヤレスでテレビに表示できる。また、画面サイズを85、65、55、43V型の実サイズに切り替えられる「画面サイズセレクト」機能も搭載し、ゲームプレイ時や近距離での視聴時に役立つ。

 新技術とAI機能の融合により、レグザはテレビ視聴の体験をさらに向上させた。タイムシフトマシンの利便性と、さらに新開発のMini LED液晶パネルや有機ELパネルがもたらす高画質によって、タイムシフトマシン搭載のフラッグシップモデルが大きく進化した。

 TVS REGZAでは、総額最大20万円分のキャッシュバックキャンペーンを10月9日より実施する。

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