SENSE-15FR172-U7P-TK4Xをレビュー
アプリによってはデスクトップPCに匹敵する性能!Core Ultra 7 270HX Plus&GeForce RTX 5070 Laptop GPU搭載ノートPCがスゴイ
2026年10月07日 10時00分更新
Core Ultra 7 270HX Plusはクリエイティブに強し
SENSE-15FR172-U7P-TK4XのCPUは、Core Ultra 7 270HX Plus。インテルの最新ノートPC向けCPU「Core Ultra 200HX Plusシリーズ」のアッパーミドルに位置するモデルだ。性能重視のPコアを8基、効率重視のEコアを12基搭載した20コア/20スレッドのハイブリッドアーキテクチャーCPUで、最大ブースト時の動作クロックは5.3GHzに達する。
動画編集やCGレンダリングなど、高負荷なクリエイティブ系アプリではCPUのコア数が重要である。Core Ultra 7 270HX PlusならノートPCでも20コアが使えるので好適である。また、複数アプリの同時利用でもCPUのコア数は有利だ。“○○○しながら△△△する”といった「ながら作業」でも活躍すること間違いない。
GeForce RTX 5070 Laptop GPUもクリエイティブ系の処理では頼りになる。GDDR7 8GBのビデオメモリーを搭載した、GeForce RTX 50シリーズのアッパーミドルモデルで、最新世代のハードウェアエンコーダ―/デコーダ―が使える。動画編集、写真編集、3DCG作成といった分野で活躍するはずだ。
システムメモリーは標準構成で32GB(16GB×2)を搭載。クリエイティブ用途ではひとまず必要十分な容量といえるだろう。ストレージは容量2TBのM.2 NVMe SSDを標準で備え、動画編集なども安心して行えるだろう。巨大なデータになりがちなAIモデルもバンバンダウンロードしておけそうだ。
また、これだけ容量に余裕があれば、少しくらいゲームをインストールしても大丈夫そうだ。なお、SENSE-15FR172-U7P-TK4Xは筐体内に3基のM.2 NVMe SSDを搭載可能。まだ増設の余地を残している点がうれしい。
CG作成はデスクトップPC顔負けの高スコアー!
では、実際にSENSE-15FR172-U7P-TK4Xのパフォーマンスを計測してみよう。定番のクリエイティブ系のベンチマークを中心にテストした。まずは「CINEBENCH 2024」「CINEBENCH 2026」「Blender Benchmark」といった3DCGアプリ系の結果からご覧いただこう。
CINEBENCH 2024の結果はMulti Coreが1854pts、Single Coreが134pts。CINEBENCH 2026では、Multiple Threadsが7618ptsで、Single Threadが55ptsと上々の結果だった。
注目すべきはCINEBENCH 2024の結果で、Single CoreはAMDのデスクトップ向けCPU「Ryzen 7 9800X3D」や「Ryzen 7 9700X」に匹敵。Multi Coreは「Ryzen 9 9900X」をも上回っている。もはやCPUの演算性能については、“ノートPCだから控えめだろう”といった考えは捨てなければならないようだ。
続いて、3DCGレンダリングのCPUレンダリングとGPUレンダリングの違いなどを確認できるBlender Benchmark。用意された3つのシーンをレンダリングする速度(単位はSample per minute)を計測するベンチマークだ。使用バージョンは「5.2.0」。CPUレンダリングとGPUレンダリングを、それぞれ動作モードを切り替えて計測している。
CPUレンダリングでは、動作モードの違いでスコアーに明確な差が出た。「静音」モードでは大きくCPU性能が抑えられていることが見て取れるだろう。CPUに電力制限を行うとシングルコア性能はさほど変わらないものの、マルチコア性能は大きく下がるので、3DCGレンダリング分野ではその差が如実に表れる。
一方で、GPUレンダリングはCPUレンダリングの8~10倍近い速度に達している点が興味深い。3DCGレンダリングがGPU主流になるのもうなづける結果で、GeForce RTX 5070 Laptop GPUの高性能ぶりもうかがえる。
動作モードの差もCPUレンダリングとは違った結果になっている点がおもしろい。「エンターテイメント」と「静音」モードにほとんど差がない。GPU性能が重要なアプリにおいては、積極的に「静音」モードを活用すべきだろう。
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