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Notta Memo Proで会議後の仕事はどう変わる? 録音から文字起こし、AI活用まで試してみた

2026年09月28日 10時00分更新

録音データの活用に対する先入観を上書きしよう

 「いまはAIで文字起こしができるからそんな手間は不要」と考える人も多いかもしれない。しかし、ただAI要約を使うだけでは話の大筋をつかめても、必要な発言や数字まで確実に拾えるわけではない。文字起こししたテキストを眺めると、音声認識の誤りや一般的ではない用語/固有名詞が別の言葉に認識されていて「間違いばかりが気になってしまう」という人もいるだろう。

 結局、テキスト起こしから辺りをつけ、録音データの該当する箇所を探し、聞き直すハメになるのなら、「AIボイスレコーダーって、必要なの?」「スマホで録音できるのに高いお金を出す必要ってある?」という感想を持つのは当然だ。

 しかし、ここで認識を改めて欲しいのは、AIボイスレコーダーや音声文字認識ツールは、単に「音声で証拠を残す」「発言や出来事を正確に振り返る」ためだけのツールではないという点だ。

 もちろんそういう使い方もできるが、本質はそこではない。むしろ重要なのは「長いブレストで意見が分かれたのはどの部分か」「自分の考えは相手に適切に伝わったのか」「話し方をどう改善すればスムーズだったか」「次に誰が何をすべきか」など、ビジネスの現場で最も重要な「コミュニケーションの質を高められる」点にある。

 これまでのボイスレコーダーは「過去を記録する」ためのツールだった。しかし、これからのAIボイスレコーダーは「経験を未来に役立てる」ための投資なのだ。

 ここではAI議事録ツールの有力サービスである「Notta.ai」の最新製品を紹介しながら、録音データの活用に関するあなたの先入観を上書きするAIボイスレコーダーの効果的な活用法を紹介していく。

Notta.aiって何?

 ここで簡単に「Notta.ai」のサービスについて紹介しておこう。

 Notta.aiは「会議・インタビューなどの音声を録音して、①文字起こし、②要約、③議事録化までをしてくれるサービスだ。ブラウザーやアプリからインターネットのクラウドを利用する仕組みとなっており、日本語はもちろん、英語や中国語など58言語の文字起こし、42言語の翻訳に対応している。

Notta.ai

 Notta.aiはフリープランと有料プラン(プレミアム)があり、有料プランに契約すると月額1185円〜の料金で毎月1800分、1回あたり5時間までの録音・文字起こしが可能になる。

 スマホやPCのマイクを使ったリアルタイム文字起こしのほか、録音した音声/動画ファイルのアップロード、Zoom、Teams、MeetなどWeb会議の記録が可能。「誰が話したか」を区別して文字起こしする「話者識別」や、長い文字起こしから要点・決定事項・To Doなどを整理してテンプレートに沿ってまとめる「AI要約」、蓄積したデータから、過去の会議の内容を検索する機能などを備える。

 重要なのは「録音→議事録作成」だけでなく、話者分離や要約、決定事項の抽出、関係者への共有などがワンストップ(かつほぼ自動)で完了するという点だ。また、自社や業界でしか使わないような専門用語を単語登録して、認識精度を高くするなど、認識精度を改善するための機能を持っていたり、NotionやSlackといった外部ツールに連携させたりも可能。さらに、文字起こししたテキストをChatGPTやGemini Notebookなどに渡してより深い活用・分析すれば、さまざまな応用ができるのも魅力だ。 会議を記録するだけでなく、振り返りと先のアクションにつなげる強力な武器となるサービスと言える。

録音からクラウドまで、操作を意識させない小型レコーダー

 そんなNotta.aiが発表したばかりの新製品が、カード型AIボイスレコーダーの「Notta Memo Pro」だ。

 録音モードの自動認識やBookmark、自動クラウド同期に加え、Nottaと連携した文字起こしやAI要約までできる多機能な製品だ。ここからは、実際に会議の録音からその後の整理まで、Notta Memo Proを使えば、どのようなことができるのかを紹介していこう。

 Notta Memo Proは、薄型の本体に高音質なマイクを搭載しており、Bluetooth 5.4に対応。スマホなどを経由して録音した音声をNotta.aiのクラウドへ送ることができる。録音を本体、その後の処理をNottaのサービスが担う仕組みで、WebブラウザーやNottaのアプリを使うことで、文字起こしやAI要約、重要ポイントの抽出やTo Doの整理、過去に記録した内容の検索、共有ができる。

Phone 17 Proと並べたNotta Memo Pro。名刺に近いサイズで、スマートフォンよりもずっと小さい。手に取ると、これで録音ができるのかと感じるほどだ。

本体の厚さは3.9mm。手に持つと、カード型レコーダーらしい薄さがよくわかる。

 本体サイズは幅56×奥行き3.9×高さ77.2mmで、名刺に近い大きさの薄型設計だ。64GBのストレージと600mAhのバッテリーを内蔵する。

 本体を収めるマグネットケースを同梱しているのもポイント。このケースを使えば、MagSafe対応のiPhoneの背面に磁石で簡単に取り付けられる。また、MagSafeに対応していないAndroidスマートフォンやタブレットでも、付属のマグネットリングを使って本体やケースの背面に取り付けられる。

 スマートフォンに装着したままにしておけば、通話が録音しやすくなるだけではなく、普段使いのスマートフォンと一緒に持ち出せ、専用の録音機のように机の上へ置き忘れてしまう心配も減る。必要なときに忘れたり、なくしたりする心配がないのは大きなメリットだ。

同梱のマグネットケースを使い、iPhoneの背面に装着した状態。スマートフォンと一緒に持ち歩けるため、本体の持ち出し忘れを防ぎやすい。

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