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OpenAI、ミレニアム懸賞問題をAIで解決か 約1万エージェントが証明と主張

2026年09月09日 15時45分更新

 OpenAIは9月8日、数学の「ミレニアム懸賞問題」の1つである「ナビエ–ストークス方程式の解の存在と滑らかさ問題」を解決する証明を、同社のAIシステムが生成したと正式に発表した。定理証明支援系「Lean」による形式化も公開している。

 ナビエ–ストークス方程式は、水や空気など流体の運動を表す方程式。3次元の流体が滑らかな状態から運動を始めた場合、その状態が常に維持されるのか、それとも有限時間内に速度が発散する「特異点」が生じるのかは、長年の未解決問題だった。

 証明には、最上位モデルGPT-6 Astraより大幅に高性能という開発中の社内モデルを使用した。約1万のAIエージェントを協調させ、開始から約88時間で解に到達した。その後、GPT-6 AstraによるLean形式化と検証に17時間を費やしたという。

 一連の試行では約490万件のメッセージと約3000億トークンを使用し、ナビエ–ストークス問題だけでも約270万件、約1300億トークンを消費したという。

 OpenAIは今回の成果について、ミレニアム懸賞問題の賞金を請求する意向はないとしている。なお、証明は公開されたばかりで数学界による独立検証はこれから進むほか、関連研究を進めていた研究者から、OpenAIが未公開の研究内容から影響を受けた可能性を指摘する声も上がっている。

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