約14.5万円の新型「Galaxy S26 FE」登場! サムスンがベルリンで提示した近未来のスマートライフ
2026年09月09日 12時00分更新
ドイツ・ベルリンで世界最大級の家電見本市「IFA 2026」が開催された。このイベントに合わせて、サムスン電子は会場とは別の場所に自社ブースを構え、新製品の展示とスマートな生活空間を提案した。
サムスンが大型展示会の会場を離れ、独自スペースでイベントを開催するのは、今年1月にラスベガスで開催された「CES 2026」に続き2度目となる。自社の最新技術やエコシステムを来場者に詳しく体験してもらうには、混雑する本会場から離れた場所のほうが向いているとの考えがあるとみられる。あわせて、パートナーやメディアとの接点を強化する狙いもある。
Galaxy S26 FEが発売
Galaxy Z Fold8など折りたたみモデルも紹介
IFA開催前の8月27日に、サムスンはオンラインで新製品発表会を行ない、スマートフォン「Galaxy S26 FE」を発表した。IFAの会期に合わせるように、9月4日からグローバル市場で販売が始まっている。
サムスンのイベント会場はテレビを中心としたエンターテイメントゾーン、AI家電を中心にしたホームコンパニオンゾーン、そしてGalaxy S26 FEなどを紹介するモバイル・ウェアラブルゾーンの3つにエリアを分けて展示が行なわれた。
Galaxy S26 FEはSoCにExynos 2500を採用するミドルハイクラスのモデルである。ディスプレーは6.7型で解像度は1080×2340ドット、リフレッシュレートは120Hz。カメラはフロントが1200万画素、リアに5000万画素の広角、1200万画素の超広角、800万画素の3倍望遠を搭載している。
本体カラーはBlueberry(ブルーベリー)、Graphite(グラファイト)、Pistachio(ピスタチオ)の3色。本記事掲載のピスタチオは、8月に発表された「Galaxy Z Fold8」などと同じ色合いだ。
本体サイズは約76.9×161.6×7.4mm、重さ193g。なお、同じディスプレーサイズの「Galaxy S26+」と比べると、わずかに大きい。バッテリーは4900mAhで45Wの急速充電に対応する。ヨーロッパでの価格はメモリー12GB+ストレージ128GBの構成で799ユーロ(約14万5000円)から。日本での発売予定は現時点では不明だ。
モバイル・ウェアラブルゾーンでは8月発売の「Galaxy Z Fold8」「Galaxy Z Fold8 Ultra」「Galaxy Z Flip8」に加え、スマートウォッチ「Galaxy Watch9」「Galaxy Watch Ultra2」も展示され、スマートフォンのAI機能や、カメラの操作を自由に体験することができた。
特に新しい形状となったGalaxy Z Fold8では、動画や電子書籍など、コンテンツの表示が見やすい点が大きくアピールされていた。
AIも利用可能、テレビはよりスマートになる
今回のイベントでは「Companion to AI Living」をテーマに掲げ、AIが日常の中に自然に溶け込み、暮らしをよりスマートで直感的にすることを目指す姿勢を示した。テレビやモバイル機器、家電といった幅広い製品群を通じ、AIが実生活で目に見える形で役立つことを来場者に体感してもらうことに重点を置いた展示だった。
エンターテイメントゾーンでは最新のテレビ技術の紹介として、Micro RGB TVを紹介。2025年に発売した「MR95F」は、115型でプロセッサーにMicro RGB AI Engineを搭載した製品だ。2026年には「R95H」として55型から115型まで幅広いサイズに対応、プロセッサーは新しいMicro RGB AI Engine Proとなり、画面のリフレッシュレートも最大185Hz対応など性能が強化された。
このMicro RGB TVを含む、サムスンのスマートTVに2026年モデルから搭載されている機能が、リモコンのマイクを使って音声で外部AIサービスを動かせる「Vision AI Companion」だ。グーグルのGeminiやPerplexity、Microsoft Copilotといった外部AIサービスを直接呼び出せる。
視聴履歴を学習し、番組を見終えた後に関連情報や類似コンテンツを能動的に提案するほか、料理番組で見つけたレシピや代わりの副菜、動画で手順までも提示してくれる。スマートフォンを取り出さずとも、テレビだけである程度のアシスタント機能が利用できるわけだ。
テレビ関連ではライフスタイルTVである「The Frame」「The Frame Pro」も展示された。QDディスプレーと映り込みを抑える「Glare Free」技術を採用し、映像コンテンツだけでなくアート作品を表示する用途を提案する。
Vision AI Companionも利用可能で、ユーザーの好みや気分に応じてサムスンが自社スマートTV向けに展開しているコンテンツサービス「Art Store」内の作品から、ゴッホなどの名画を自動選定する機能も搭載。常時稼働のインテリアとしてテレビを使う提案だ。
AI搭載家電が生活をサポート
ホームコンパニオンゾーンでは、サムスンの白物家電を中心に、AI機能が日々の生活をサポートするアシスタント機能が紹介された。冷蔵庫の扉部分に大型ディスプレーを搭載する「Bespoke AI Family Hub」は、冷蔵庫を家屋内の情報ハブとして使える製品だ。庫内に設置されたカメラを使う食材管理も可能で、「AI Vision」技術により庫内に出し入れした食材を自動で認識、記録。食材の賞味期限や家族の好みから調理できる料理をリコメンドする機能も搭載している。
また、洗濯機にもAIが応用されている。高効率インバーターモーターを搭載し、洗濯物の量や状態に応じてモーターの動きを細かく調整できる。さらに、脱水時の衣類の偏りを自動で整え、無駄な振動やエネルギー消費を抑える。この制御により欧州の最高エネルギー効率基準であるA等級と比べても、消費電力を70%削減できるという。さらに上位モデルでは独自技術「SpaceMax」により、洗濯機の外形サイズを保ったまま容量を最大13kgまで拡大している。
ほかにも、食器の汚れ具合をセンサーが自動検知し、洗浄工程を細かく設定するAIカスタム洗浄を搭載した食洗機や、人の動きを検知し風向を自動調整するAI機能を備えた壁掛型エアコン、壁一体型のグリッドデザインでIFA 2026デザイン最高賞・家電賞を受賞したレンジフード一体型のIHコンロなども展示されていた。
週刊アスキーの最新情報を購読しよう
本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります












