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「QRコード」って何の略? 実は日本企業が生んだ“高速読み取り”の技術

2026年09月05日 07時00分更新

「QRコード」って何の略?

QRコードは二次元コードの一種

 モザイクのようなギザギザが正方形状に集まっている独特な模様――「QRコード」を知らない人はいないでしょう。では、QRが何の略かご存知ですか?

 まず「QRコード」とは、縦と横の二次元領域にデータを記録し、そのデータをスマホやスキャナーで読み取れるコード規格です。

 よく見掛けるバーコードは、一方向に情報を記録する「一次元コード」。対してQRコードは、縦・横の二方向に情報を記録する「二次元コード」の一種です。

 そして二次元コードである「QRコード」には従来のバーコードをはるかにしのぐメリットがあります。

■大容量のデータを扱える
 「QRコード」はバーコードより多くの情報を格納でき、数字なら最大7,089桁を記録可能。また、数字だけでなく、漢字・ひらがな・カタカナ・記号なども扱えます。

■読み取り性能が高い
 切り出しシンボルと呼ばれる3ヵ所の四角形により、「QRコード」の向きや角度の影響を受けずに精度の高い読み取りが可能です。

■汚れや破損に強い
 「QRコード」は誤り訂正機能を備えており、一部が破れたり汚れたりしてもデータを復元できます。誤り訂正レベルは4段階あり、最高の「レベルH」ではコードワードの約30%まで復元可能です。

■ロイヤリティーフリー
 開発元の企業が特許権を行使しないオープン化を宣言したため、誰でもライセンス料なしで使用できます。

■スマホとの親和性
 専用のスキャナーを用意しなくてもスマホに搭載されているカメラで読み取れるため、非接触決済やWeb誘導など多目的に利用できます。

“素早く対応してくれる”コード

QRコードは、縦・横の二方向に情報を記録する「二次元コード」の一種(※このコードはあくまでイメージなので、もちろん読み取れませんよ!)

 なお、肝心の「QR」ですが、その名前は「Quick Response(クイック・レスポンス)」に由来します。高速で読み取れるコードを目指して開発されたことから名付けられました。

 ただし、正式名称はあくまで「QRコード」。デンソーウェーブによれば、「Quick Response Code」の略というわけではないそうです。

 経済産業省の発表によると、2025年における国内の「コード決済」の決済額は16.6兆円で、キャッシュレス決済全体の10.2%に達しています。コード決済にはQRコードやバーコードを使った決済が含まれます。

 なお、「QRコード」が急速に普及した原因としてロイヤリティーフリーが挙げられるかと思いますが、この判断を下した企業は産業用機械メーカー・デンソーウェーブ(当時はデンソー)。意外にも「QRコード」を開発したのは日本企業だったのですね。

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