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「スターリンク」って何? 名前は知ってるけど、実際に使ってる人を見たことがない

2026年09月01日 07時30分更新

「スターリンク」って何?

周りに使ってる人、います?

 名前は聞いたことあるけど、実際に使ってる友人を見たことがないITガジェット第1位こと「スターリンク」。ロシアによるウクライナ侵攻のニュースでたまに言及されることもあるので、どうも通信機材らしいことは予想できるのですが、具体的に何をしてくれるのでしょうか?

 ズバリ「スターリンク(Starlink)」とは、地球の低軌道に大量の小型人工衛星を打ち上げ、地球上のほぼ全域にインターネットを提供するサービスです。

 通常の光回線や携帯基地局が使えない山間部や海上などでも安定した通信環境を構築できるメリットがあります。逆に、障害物が多く上空と通信できない環境では使用困難です。

 2026年6月末時点で、1万200機を超えるスターリンク衛星が低軌道を飛行しています。地上から数百kmという比較的低い軌道を大量の衛星が周回することで、広範囲をカバーしています。通信速度は利用環境やプランによって異なりますが、下り100Mbpsを超えるケースも珍しくありません。

 運営しているのはイーロン・マスク氏率いるSpaceX社。ちなみに現在は、Twitter改めXの運営企業もSpaceX傘下にあります。

“いつでもどこでもインターネット”を実現

地上から数百kmという比較的低い軌道を大量の衛星が周回することで、広範囲をカバー

 こうした“大量の小型人工衛星で広域に通信環境を提供するシステム”はメガコンステレーションと呼ばれ、ほかに米国ではAmazon Leo、中国では千帆、国網といったサービスが計画進行中。とは言え、上記のような規模で運用できているサービスは今のところ「スターリンク」のみです。

 通信には専用のアンテナが必要です。持ち運んで使える「Roam」の場合、2026年8月現在、ハードウェアは3万4800円から。通信料は100GBプランが月6920円、容量無制限プランが月1万5600円となっています。自宅に据え置いて使う場合は、より安価なResidentialプランも用意されています。

 一瞬、ずいぶんお高めでは……と思ってしまいますが、携帯電話すら使えないような場所でも、高速なインターネットが利用可能、しかもアンテナは自由に移動できるとなればその利便性がわかるでしょう。

 実際、ロシアの攻撃で既存の通信網が破壊されたウクライナでは、「スターリンク」が臨時のネットインフラとして使用されました。地上の基地局や通信ケーブルに依存しないため、既存の通信インフラが破壊された地域でも通信手段を確保しやすいのが強みです。

 最近では、専用アンテナを介さず、対応スマホがスターリンク衛星と直接通信する「Starlink Direct」の仕組みも実用化されています。日本でもau、ドコモ、ソフトバンクがサービスを提供しており、携帯電話の圏外でもテキストメッセージを送ったり、一部のアプリでデータ通信したりできます。

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