地震後に怖い“通電火災” 工事不要の感震ブレーカーで対策
2026年08月21日 11時10分更新
地震の後、電気が戻った瞬間に起きる通電火災を防ぐ1台だ。
アイリスオーヤマは8月20日、工事不要の「感震ブレーカー(ブレーカー遮断タイプ)」を発表した。8月21日発売で、価格は6578円。
アース付きコンセントに差し込んでおくだけで、震度5強相当以上の揺れを感知したとき、分電盤の主幹漏電ブレーカーを遮断できる。停電後に電気が復旧した際、損傷した配線や電気製品などから発生する通電火災のリスクをおさえられる。
遮断条件は「震度5強・5秒」「震度5強・3分」「震度6弱・5秒」「震度6弱・3分」の4種類。設定震度の揺れが0.3秒以上続き、震度4相当以上の揺れが3秒以上続いた場合に作動する。工事や大型車の通過などによる誤動作を抑える仕様だ。
地震を感知するとブザーとランプで遮断までの時間を知らせるほか、家屋の傾きも検知する。電源投入時には重力方向を自動測定するため、取り付け時に細かな角度調整も必要ない。
仙台発の防災共創コンソーシアム「Xross Innovation BOSAI」との連携から着想を得て開発した製品。分電盤工事が難しい賃貸住宅でも導入しやすい点が特徴だ。
ただし、利用にはアース接続が必須で、遮断できるのは主幹漏電ブレーカーのみ。購入前に自宅のコンセントと分電盤の確認が必要だ。
国内で大きな地震が続いたことで、防災意識が高まっている。「地震による火災をどう防ぐか」も課題の1つだ。工事いらずの感震ブレーカーは、防災対策を見直すきっかけになりそうだ。
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