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【読者限定&期間限定で割引】はじめての1台から、プロの現場まで。用途別に選ぶ「UGREEN NASync」シリーズ徹底ガイド

2026年08月26日 11時00分更新

どのUGREEN NASyncにも共通する魅力

 まず、シリーズを問わずUGREEN NASync全体に共通する魅力から見ていこう。

 1つ目は、導入のハードルの低さだ。独自OS「UGOS Pro」は直感的な操作性を追求しており、PCやスマホからブラウザーや専用アプリ経由で初期設定が可能。ガイドUIの指示に従うだけで専門知識がなくても、10分程度あれば初期設定が完了する。PCからブラウザーでアクセスする場合も、デスクトップ画面のようなグラフィカルなインターフェースが用意されており、迷うことなく操作できる。実際のセットアップ手順は、こちらの記事を参考にしてほしい。

NASと同一ネットワーク上にあれば、PCのブラウザーからアクセスし、find.ugnas.com へアクセスすると、自動的に接続されているNASを検索してセットアップが開始される。OSのセットアップが終わると、ストレージの設定になりRAIDタイプを選んで利用できるようにするだけ。

2つ目は、日々の運用を支えるオールインワンアプリの存在だ。ファイルの閲覧、編集、転送、バックアップといった機能がひとつのアプリに集約されており、スマートフォンでもPCでもタブレットでも、同じ感覚で扱える。搭載されたAI機能によって、人物や場所、被写体ごとに写真を自動で仕分けるアプリも用意されており、数年前に撮った1枚も瞬時に検索できる。こうしたAI処理はインターネット接続なしでもNAS内部(ローカル)で完結するため、個人データが外部のサーバーにアップロードされる心配もない。

顔認識や類似・重複画像の検索などAIを活用した機能は、UGREEN AIアプリから、それぞれモデルをインストールする必要があるが、あとは保存した写真に対して自動的に分類してくれる。顔の認識力はかなり高くそれだけでもこの製品が欲しくなるほど

類似写真の検索も同様に精度高く、目で確認して取捨選択できる。重複写真は、完全に同じ写真が複数保存されているときにピックアップしてくれるので、一括削除したいときに便利

 3つ目は、データの安全性だ。RAID構成によってドライブが1台故障してもデータを保護できるほか、TLS/SSLやRSA、AESといった暗号化技術で転送中のデータも守られる。プライバシー認証の「TRUSTe」を取得している点も安心材料といえるだろう。ユーザーごとに専用のスペースやアクセス権限を割り当てられるため、家族や仕事仲間との共有と、プライバシーの両立もしやすい。

 そして、月額料金がかからない「買い切り」である点も見逃せない。一度導入すれば、あとはHDDを追加するだけで容量を拡張していけるので、クラウドのサブスクリプション費用と長期的に比較すると、コストメリットは大きい。

シリーズごとの違いをざっくり整理

 UGREEN NASyncには、大きく分けて「DHシリーズ」「DXPシリーズ」「GTシリーズ」の3系統が用意されている。まず、ざっくりとした違いを押さえておこう。

 エントリーモデルにあたる「DHシリーズ」は、樹脂製のボックス型ボディを採用し、価格を抑えながらも基本機能をしっかり備えたモデルだ。これに対し、「DXPシリーズ」と「GTシリーズ」は、いずれもアルミニウム合金を用いた高級感のあるボディを採用し、CPUやメモリーなど内部構成を強化している。

DHシリーズの「NASync DH2300」は、上部からHDDをセットする。樹脂製なので、本体が軽く設置もしやすい

 搭載プロセッサーにも違いがある。DHシリーズは省電力なArmベースのCPUを採用しているのに対し、DXPシリーズはIntel 第12世代のプロセッサーとDDR5メモリーを組み合わせ、より高いパフォーマンスを発揮する。そしてGTシリーズは、AMD Ryzen Embeddedプロセッサーと10GbE(4800 GTはデュアル)ポートを搭載し、映像編集や配信といった高負荷な作業を前提に設計された、シリーズ最上位のモデルとなっている。

DXPシリーズの2ベイタイプ「NASync DXP2800」。こちらはNASらしいフォルムで正面からHDDをセットする

CAP/GTシリーズの4ベイタイプ「NASync DXP4800 GT」。こちらも正面からHDDをセットするタイプ。

DXPシリーズとGTシリーズはHDDをセットする際にツールレスで行えるので交換時も非常に楽だ

 また、いずれのシリーズも2ベイ(ドライブを2台搭載)モデルと4ベイ(4台搭載)モデルが用意されており、ベイの数が多いほどRAID構成の選択肢が広がり、データを保護しながら容量を拡張しやすくなる。今回は、2ベイと4ベイ、それぞれのモデルを比較しながら紹介していく。

細かいことだが、DXPシリーズとGTシリーズは冷却用のファンが搭載され、背面のフィルターはマグネットで着脱できるため、ホコリが入りにくくメンテナンスがしやすい

【はじめてのNASに】DHシリーズ「NASync DH2300」「NASync DH4300 Plus」

「NASync DH2300」は2ベイタイプで価格も抑えられているので、はじめてNASを導入したい人におすすめ。正面にはUSB-Cポートを備える

 「NASを使うのは初めて」という人にまずおすすめしたいのが、DHシリーズだ。2ベイの「NASync DH2300」(実売価格3万880円)と、4ベイの「NASync DH4300 Plus」(実売価格5万9880円)の2モデルが用意されている。いずれもHDDは別途購入が必要だ。

 DH2300は、8コアCPU「RK3576」に4GB LPDDR4Xメモリー、6TOPSのAI処理性能を持つNPUを組み合わせた構成で、8K動画デコード機能を備え最大64TBまでの拡張に対応。ギガビットLANを備え、公共クラウドの実に10倍以上とされる速度でのデータ転送が可能だ。

「NASync DH2300」の背面には、ギガビットLANとHDMI×1、USB 3.2 Gen1×2が用意されている。USBポートには外付けHDDなどを接続できる

 上位モデルのDH4300 Plusは、8コアCPU「RK3588C」に8GB LPDDR4Xメモリーを搭載し、最大128TBまで拡張できる。通信規格も2.5GbEにパワーアップしており、転送速度は最大312.5MB/秒。HDMI出力にも対応しているので、NASに保存した写真や動画を、そのままテレビの大画面で楽しむこともできる。稼働時の消費電力はわずか7.5Wと一般的なデスクライトよりも低く、静音性にも優れている。

4ベイタイプの「NASync DH4300 Plus」は、大容量でよりデータを安全に保管したい人におすすめ。パッと見、NASとは思えないデザインなのもいい

背面には、2.5GbEのLANポートが用意され、HDMI×1、USB 3.2 Gen1×2は「NASync DH2300」と変わらない

 どちらのモデルも、公共のクラウドストレージや外付けHDDを日常的に使っている大学生や社会人、Vloggerなどのフリーランスクリエイターまで、幅広いユーザーの「最初の1台」として選びやすい。家族の写真や動画をひとまとめに管理したい人、iCloudやGoogle Driveの容量不足に悩んでいる人には、まずこのDHシリーズから検討してみるのがいいだろう。

【本格的な運用に】DXPシリーズ「NASync DXP2800」「NASync DXP4800 Plus」

2ベイタイプの「NASync DXP2800」。正面にはUSB-C×1とUSB-A×1(いずれも10Gb/秒)のポートが用意され、データを高速で直接読み込める

 すでにNASの必要性を実感していて、より本格的な運用や、複数のクラウドサービスからの乗り換えを考えている人には、DXPシリーズが向いている。2ベイの「NASync DXP2800」(実売価格5万428円)と、4ベイの「NASync DXP4800 Plus」(実売価格9万5290円)がラインナップされている。

 DXP2800は、Intel 第12世代 Nシリーズの4コアプロセッサーと、2ベイNASとしては初採用となる8GB DDR5メモリーを搭載。DDR4と比較して2倍の転送速度を実現しており、最大80TBまでの拡張に対応する。通信は2.5GbEに対応し、4K HDMI出力も備える。

背面には、2.5GbE×1、HDMI×1、USB 3.2 Gen1×1、USB 2.0×2が用意されている。マウスやキーボードを接続すれば、PCレスで操作可能

 上位の4ベイモデルDXP4800 Plusは、Intel 第12世代Pentium Goldの5コアプロセッサーと8GB DDR5メモリーを組み合わせ、最大144TBまで拡張が可能。通信ポートは10GbEと2.5GbEの両方を搭載しており、大容量ファイルのやり取りも快適だ。RAIDモードは7種類から選択でき、用途に応じて容量重視か、安全性重視かを柔軟に選べる。

4ベイタイプの「DXP4800 Plus」は、正面にUSBポートだけでなくSDカードリーダーを備える

背面には、10GbE×1、2.5GbE×1、HDMI×1、USB 3.2 Gen1×1、USB 2.0×2が用意されている。

 4ベイタイプはHDDベイ(一部U.2 NVMe対応ベイ)のほかにM.2 SSDベイも備えている。ホットストレージとして活用できるので、作業用データを保管する際に便利だ。

底面にあるネジを外すと、M.2スロットが2つとメモリースロット×2が現われ、それぞれ拡張できる

 いずれのモデルもアルミニウム合金ボディを採用し、所有する満足感も高い。OneDriveやGoogle Driveといった外部クラウドサービスからのデータ移行機能も搭載されており、「複数のクラウドを併用していて管理が煩雑」「そろそろ本腰を入れてNASに移行したい」というユーザーの受け皿として、DXPシリーズは頼れる存在になるはずだ。
 

【クリエイター・ゲーマー向け】GTシリーズ「NASync DXP2800 GT」「NASync DXP4800 GT」

2ベイタイプの「NASync DXP2800 GT」。正面はUSB-CとUSB-A(いずれも10Gb/秒)ポートが用意されている

 写真や4K/8K動画を大量に扱うクリエイター、あるいはゲーム実況や配信を行なうゲーマー層には、シリーズ最上位となるGTシリーズをおすすめしたい。2ベイの「NASync DXP2800 GT」(実売価格6万9880円)と、4ベイの「NASync DXP4800 GT」(実売価格9万9880円)が用意されている。

 両モデルとも、AMD Ryzen Embedded R2514プロセッサーと64GB DDR4メモリーを搭載し、動画の書き出しや素材転送、バックアップ、4Kプレビューといった作業を同時にこなしても重くなりにくい。DXP2800 GTは10GbEポートを、DXP4800 GTはデュアル10GbEポートを備えており、単一ポートで理論値最大1250MB/秒、リンクアグリゲーション利用時には理論値最大2500MB/秒という高速転送に対応する。デュアルポートのDXP4800 GTなら、一方に障害が起きてももう一方へ自動的に切り替わるため、長時間の配信や転送中でも安定性が保てる。

4ベイタイプの「DXP4800 GT」は、DXPシリーズ同様USBポートとSDカードスロットを備える

 4ベイタイプはDXPシリーズ同様、HDDベイ(一部U.2 NVMe対応ベイ)のほかにM.2 SSDベイも備えている。NVMe SSDを活用することで、8K動画の処理や、大規模なデータベースへの同時アクセスといった高負荷なマルチタスクでも、カクつきのないスムーズな動作を実現する。撮影した素材をNVMe SSD へコピーすることで、制作のワークフローを効率化してくれるのがポイントだ。

背面には10GbE×2、HDMI×1、USB 3.2 Gen1×1、USB 2.0×2が用意されている。

底面には、M.2スロット×2とメモリースロット×2があり、それぞれ拡張可能。2ベイタイプはメモリースロットへアクセスできる

 拡張性の高さもGTシリーズの持ち味だ。Dockerや仮想マシンに対応しており、監視カメラの映像管理や、スマートホームとの連携、開発環境の構築など、アイデア次第で自由にカスタマイズできる。最大144TB(DXP4800 GT)まで拡張できる大容量と合わせて、増え続けるRAWデータやゲーム録画、配信アーカイブを一元管理したいユーザーの、心強い味方になってくれるはずだ。

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