週刊アスキー

  • Facebookアイコン
  • Xアイコン
  • RSSフィード

市場トレンドやユーザー動向を「3行まとめ」で理解する 8月1日~8月7日

年収1500万円以上の半数が「AI時代でキャリアの見直し」今後の戦略は?/カスハラ対策義務化まで2ヶ月、対策の遅れと被害の実態、ほか

 本連載「ざっくり知っておきたいIT業界データ」では、過去1週間に調査会社などから発表されたIT市場予測やユーザー動向などのデータを、それぞれ3行にまとめてお伝えします。

 今回(2026年8月1日~8月7日)は、夏季休暇中/休暇明けに増えるサイバーインシデント被害の実態、年収の高い層ほど危機感が強い“AI時代のキャリア戦略”、統合エンドポイント管理市場の成長予測、2ヶ月後に迫ったカスハラ対策の義務化と対策が進んでいない実態についてのデータを紹介します。

[セキュリティ] 夏休み中は監視も警戒心もゆるみがち、サイバーインシデント相談は夏季休暇中/休暇明けに増える(デジタルデータソリューション、8月3日)
・サイバーインシデントの相談件数が3年連続で8月に増加、7月比で1.2~1.5倍増
・IT管理者不在の夏季休暇中に攻撃が実行されるパターンが多い
・注意すべきリスクは「VPNやリモートアクセスの脆弱性悪用」「フィッシング」など

 同社に対する過去3年間のサイバーフォレンジック相談実績を分析した結果、夏季休暇中/休暇明けとなる8月に相談件数が増加する傾向が、継続的なパターンとして確認された。長期休暇中には、セキュリティ監視体制が手薄になるほか、社外ネットワークからのリモートアクセスも増加。さらには“休暇中の警戒心のゆるみ”からフィッシング詐欺にも遭いやすくなると、注意を呼びかけている。

 ⇒ 攻撃者の行動を詳細に見ると、長期休暇中に侵入するのではなく、「あらかじめ侵入しておいたシステムに対して、長期休暇中に攻撃を実行する」ことが多いとのこと。夏休みは業務から離れて気持ちを休めたいところですが、攻撃に対する警戒はゆるめられないようです。

同社に対するサイバーインシデント関連相談は、3年連続で8月に増加している(出典:デジタルデータソリューション)

長期休暇に向けて実施を推奨するセキュリティ対策のリスト(出典:デジタルデータソリューション)

[キャリア][AI] 年収1500万円以上層の半数が「キャリアプランの見直し済み」、AI代替への強い危機感(ビズリーチ、7月30日)
・高年収層ほど「自分のスキルが生成AIに代替/浸食されている」危機感が強い
・全体の7割が「AI時代に向けてスキルセットを変える必要がある」
・年収1500万円以上のキャリア戦略、最多はAIが代替しにくい「人間性への特化」

 週1日以上生成AIを業務利用している、年収800万円以上のビジネスパーソンを対象とした調査より。AI時代に向けて、自身のスキルセットを「変える必要がある」と考える人は70.2%に達する。また、実際に「生成AIに自身のスキルが代替/浸食されている」と感じる人も56.8%と半数を超えている。具体的なスキルとしては、「情報収集・整理・集計」(58.5%)、「データ分析・予測モデリング」(55.1%)など。年収1500万円以上の層では、特に“AIによる代替”の危機感が強く、AIによる代替/浸食を「強く感じる」とした人がその他の層の2倍以上に及んだ。全体の約8割が、自身のキャリアプランを「見直した」「見直す必要を感じる」と回答。特に年収1500万円以上層では、「全体的に見直した」(24.6%)、「一部見直した」(24.0%)と、半数近くがキャリアプランの見直し済みであることも分かった。

 ⇒ 高年収層ほど、AIが自身のキャリアを脅かすだろうという危機感を強く感じていました。今後のキャリア戦略として、年収1500万円未満の層では「生成AIを使いこなすことで専門性を底上げする『AI拡張型』」がトップだったのに対して、年収1500万円以上の層は「生成AIに代替されにくい人間固有の価値に特化する『人間性特化型』がトップとなっている点も興味深いところです。

自身のスキルや専門性が「生成AIに代替/侵食されている」と感じる比率(年収層別)(出典:ビズリーチ)

生成AIの普及を踏まえ、キャリアプランを全体的に/一部見直した比率は、年収1500万円以上層がもっとも多い(出典:ビズリーチ)

年収層別の「AI時代のキャリア戦略」(出典:ビズリーチ)

この記事をシェアしよう

週刊アスキーの最新情報を購読しよう

本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります

この連載の記事