困ったこと、やりたいこと、調べたいことを、気軽に聞いてほしい
蓄積された業務課題を宝の山に変えるBacklog AIアシスタント。予想を超える実用度は試せばわかる
2026年07月09日 11時00分更新
Interop Tokyo 2026の展示会場では、プロジェクト・タスク管理ツール「Backlog」を提供するヌーラボがAI機能「Backlog AIアシスタント」をアピール。「課題」という単位で登録された業務の履歴が新たな価値に生まれ変わる。そんなBacklog AIアシスタントへの期待と具体的な相談を抱えてブースを訪れるユーザーも多かったようだ。
チームコラボレーションの過程で業務データが蓄積されていくBacklog
ヌーラボが提供するBacklogは、チームコラボレーションを促進させるプロジェクト・タスク管理ツールだ。昨年20周年を迎えた老舗の国産製品で、情報共有の欠如やあいまいな指示、タスクの抜け漏れ、進捗の遅延といったチームでのさまざまな課題を解消することが可能になる。
Backlogは担当やスケジュール、優先度などを「課題」という単位で登録し、担当者がコメントで対応していく。登録したい内容をテンプレート化したり、課題を階層的に管理したりすることも可能だ。「ドキュメントやファイルの管理も行えるので、特定のプロジェクトにとどまらず、幅広い業務のハブとして利用していただきたいです」とヌーラボの河野千里氏は語る。
同じ情報をいろいろな切り口で見られるのも、Backlogの大きな強みだ。たとえばExcelを使い慣れた人であれば、リスト型の課題一覧を利用すればよいし、各課題の進捗を俯瞰して見たい場合は、ボードのビューを利用すれば良い。また、プロジェクト全体の工程管理を行う場合は、ガントチャートが便利。ダッシュボードを見れば、まず手を付けなければならないタスクもわかる。職種や用途にあわせて、見やすい切り口で情報を確認できるのがメリットと言える。
河野氏は、「メンバーは自分のやることや優先順位をすぐに把握でき、プロマネなどの管理側は一覧やガントチャートで全体の進捗やメンバーの負荷を管理できます。異なる立場であっても、それぞれにメリットがあります」と語る。アスキー編集部でも利用しているが、一つの情報を見やすい形で利活用できるのは大きな強みだと感じられる。
シンプルな使い勝手もBacklogの売り。河野氏は、「運用にあたって大事なのは、入力する内容を難しくしないこと。ポイントは、担当者、期限日、状態(ステータス)は最低限登録してもらうことです」と活用のコツを教えてくれた。プランの特長である「ユーザー数無制限※」も人気の理由の一つだ。
※プランによって異なります
気になるAI学習・データ秘匿性もホワイトペーパーで情報公開
ヌーラボが一推ししていたのは、先頃3月にリリースされた「Backlog AIアシスタント」だ。ヌーラボブースでは、立ち寄った人のリクエストに応え、担当者がBacklog AIアシスタントのデモを披露していた。
Backlog AIアシスタントは文字通り、Backlogに蓄積された情報を基に、業務の状況整理や要点抽出、課題作成を支援するAIアシスタントだ。画面の右端から立ち上げ、リクエストをプロンプトとして入力すると、適切な答えを返してくれる。
ここまで聞くと、「ああ、最近流行りのSaaS+AIね」「今の生成AIならそれくらいできるよね」という感想も出てきそうなものだが、Backlog AIアシスタントの売りはプロジェクトや過去のやり取りをしっかりと理解した上で回答をくれることだ。まさに業務全体を理解している中の人のコメントだ。これはBacklogに登録されている構造化データが業務に直結した内容で、かつAIがそれらをすべて読み込んだが故と推察される(関連記事:まもなく登場! Backlog AIアシスタントを試したら「できたらいいな」がサクッとできた)。
一方で、IT管理者としては、入出力されたデータの扱いや情報漏えいも気になるところ。これに関しては、学習利用の有無や権限範囲、基盤について説明した「【Backlog AIアシスタント】AI学習・データ秘匿性に関する解説資料」も公開されているので、ぜひとも社内のセキュリティ審査に利用してほしい。
「ユーザーの皆さまが特に気にされるのは、Backlog AIアシスタントが参照する範囲。AIが参照するのは、そのユーザー自身が参加しているプロジェクトの情報のみです。所属していないプロジェクトのデータは参照されないため、社内であっても権限のない機密情報が見えてしまう心配はありません」と河野氏は語る。
「どんなことを聞いたらいいかわからない」という人も、どうか安心してほしい。ヌーラボではそんなユーザーをサポートすべく、「公式プロンプト集25選(PDF)」を無料公開。5月からは便利なプロンプトの紹介連載もスタートしている。「とにかく業務で困ったこと、やりたいこと、調べたいことを、気軽に聞いてもらいたい」と河野氏は呼びかけてくれた。
なお、Backlog AIアシスタントはBacklogの利用プラン※にクレジットを付与する形で提供されている。SaaS+AIだからこそできるサービスに蓄積された自社データの活用を、ぜひ体験してもらいたい。
※プランによって異なります
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